誰にでも、長く着ているお気に入りの服があると思います。筆者も、シーズンごとに買い替える服もあれば、長く使い続ける服もあります。今回紹介するのは、日本のボーダーシャツブームの先駆者ともいわれる、フランスのカジュアルブランド「セントジェームス(SAINT JAMES)」の「ウェッソン・ボーダー」です。筆者は10年使い続けています。
セントジェームスのウェッソン・ボーダーを着始めたのは、もう25年も前のこと。今使っているのは3代目になります。この記事では、セントジェームスのウェッソン・ボーダーの魅力をお伝えします。
●長く着続けられる名品「セントジェームスのウェッソン・ボーダー」
筆者がセントジェームスのウェッソン・ボーダーを使い始めたのは、今から25年ほど前です。知人が会うたびにウェッソン・ボーダーを着ていたので、「それって着やすいの?」と聞いたのがきっかけだったと思います。その知人は「ラフに着られるし、とにかく丈夫だから」と、おすすめしてくれました。
ただ当時の価格でも、おそらく8000円ほどする服だったので、20代前半の筆者にとっては高い買い物です。悩んだ末に、店員さんにすすめられたカラーを購入。それが「生成り/マリン」でした。
マリンはネイビーのような色なので、黒よりも柔らかな印象で上品さがあります。デニムパンツやスカートなど、どんなボトムスとも合わせやすいので、今でも生成り/マリンを使っています。
さすがに25年間同じ服を着ているわけではなく、今持っているウェッソン・ボーダー(生成り/マリン)は3代目になります。公式サイトでの販売価格は、1万4300円(税込、以下同)~1万4850円です。
●とにかく丈夫で使いやすい
筆者は25年間で3着のウェッソン・ボーダーを使っています。価格は年々上がっていますが、それでもウェッソン・ボーダーは着やすく丈夫なので買い続けています。
生地はコットン100%で、ぎゅっと目が詰まっているような肌触りです。ふわふわ感はなく、むしろ程よいざらつき感があります。
3代目のウェッソン・ボーダーは約10年使っていますが、まだまだ現役です。10年といっても毎日着ているわけではなく、月に3~4回の着用ペースです。着るのは春や秋が多いので、年間にすると20回程度でしょうか。それが10年なので、200回ほどは着ているかと思います。
2代目の買い替えを決めたのは、色あせも理由の1つですが、脇下に穴があいてしまったから。縫い目がほつれてしまい、人差し指が入るくらいの穴ができてしまったのです。3代目に関してはまだ穴はあいていないので、買い替えのタイミングは先になりそうです。
●廃れることがないボーダーデザイン
ウェッソン・ボーダーは、さまざまなカラーの組み合わせが展開されていますが、いずれもボーダー柄です。ボーダーは廃れることがないデザインなので、この先も長く着ることができると思っています。
サイズは見慣れない表記で、T0~T7までの展開となっています。T0はレディースのXS、T1はレディースのXS~S(日本サイズ)くらいで、身長160cmの筆者はT1サイズを使っています。
●生地がやや薄手の「ナヴァル」も10年選手
ウェッソン・ボーダーの他にもう1着、セントジェームスの長袖定番シャツ「ナヴァル」も愛用しています。こちらも“10年選手”です。
ナヴァルは裾のスリットが特徴で、ウェッソン・ボーダーよりも生地は薄めです。筆者は「白/コバルトブルー」を使っています。デニムパンツとの相性が良く、春先や梅雨時期に出番が多いです。
ウェッソン・ボーダーよりは着用していないので、10年で100回ほど着ているかと思います。ただ、襟の汚れが落ちにくくなってきたので、買い替えを検討中です。
価格は2万350円~2万1450円です。筆者が10年ほど前に購入したときは、この半分程度の値段だったと記憶しています。使いやすいのですが、このお値段、悩みます……。でもまた10年着ることを思えば、1年で2000円ほど。そう考えると、意外と安い買い物なのかもしれません。