寒さが厳しくなってくると、手袋が欲しくなってきます。特に自転車に乗る人は、風を切って走っていると指先が冷たくなってしまうので、しっかり防寒できるものが欲しいですよね。
冷たい風や寒さから手を守ってくれる手袋として、GUの「ヒートパデッドグローブ」がおすすめ。価格は安いですが、寒さを防ぐ工夫が施されています。ここでは、その実際の使い心地をレビューします。
●指先まで暖かい はっ水性も備えた高機能グローブ
ヒートパデッドグローブは、表地はポリエステル100%で、軽い雨や汚れなどをはじくはっ水機能を備えています。ただし、完全防水ではないため、大雨の際などには内側に水が入ってしまうかもしれず、その点には注意です。
風を通しにくい防風素材が使用されており、冷たい風を防いでくれます。自転車に乗ると、どうしても手が冷たくなってしまうもの。そのような辛い冷えを軽減できます。
内側は、指先までフリースのような生地になっています。それほど生地に厚みはないので、厚みによって指先が動かしにくいということはありません。
●手のひらに滑り止め 自転車のハンドルを握りやすい
さらに、自転車に乗る人にヒートパデッドグローブをおすすめしたい点として、ハンドルの握りやすさがあります。
手のひらに合成皮革が備わっており、それが滑り止めの役割を担うため、自転車のハンドルをぎゅっと握りやすくなっています。
●人によっては手首回りに隙間ができてしまうかも
ヒートパデッドグローブを実際に使ってみて筆者が気になった点は、手首に隙間ができてしまうことです。
筆者の手首の太さはだいたい15cm。手首が太めの人ならぴったりかもしれませんが、女性や手首が細い男性だと手首回りに余裕ができ、冷気が入りやすくなってしまいます。アウターの袖でカバーするなど、対策が必要かもしれません。
●着けたままスマホ操作はできる?
冬は手袋をしながらスマートフォンやタブレットの操作をすることも多くなりますよね。ヒートパデッドグローブは、人差し指の部分が合成皮革になっており、着けたままスマホ操作がしやすいようになっています。
実際にちゃんとスマホ操作ができるか、筆者のスマホ(iPhone 13)の画面で確認してみます。
画面のスライドはスムーズにできます。ただ、アプリを開くのが大変です。どうしても指先が太いため、アプリをピンポイントでタップするのが難しいです。
タブレット(iPad mini)も触ってみましたが、こちらも画面のスライドはスムーズにできるのですが、アプリを指の腹でタップしようとすると反応しませんでした。指先でタップしてみるとアプリを開きやすいのですが、何回かタップしていると、反応しないときもありました。直接指で触るのとはやはり感覚が異なるため、ちょっとイライラするかもしれません。
GUのヒートパデッドグローブの販売価格は1290円(税込)です。カラーはブラックとグレーの2色をラインアップ。サイズはS・M・Lを展開しています。寒さや風を防げるので、ウォーキングやスポーツの際に使うと良さそうです。