「電動のこぎり」があると、自宅周りの樹木の枝切りや日曜大工、家具の処分などで木材の切断がはかどります。DYIや片付けに便利な工具といえるでしょう。
今回は電動ノコギリの中でも、汎用性の高い「レシプロソー」の手軽に扱えるモデルを紹介します。
●「レシプロソー」は汎用性の高さが魅力
電動ノコギリは大きく分けて、「レシプロソー(セーバーソー)」「ジグソー」「丸ノコ」の3種類があります。DIYだけに使用するのであれば、板を直線に切るのに適した、丸ノコやジグソーがおすすめです。
レシプロソーは「セーバーソー」とも呼ばれ、大きな材料を直線や曲線状に切るのにはあまり向いていませんが、手軽で扱いやすいのが魅力。角材などを気軽に切断できるほか、庭の木の手入れにも使えます。コード式のものとバッテリー式のものがあり、コード式は比較的安価で購入でき、バッテリー式はコードの取り回しを気にせずに使用できます。
●高儀(Takagi)電気のこぎり DN-100
高儀の「電気のこぎり DN-100」は、木材、プラスチック、竹、一般金属などを切断できる製品です。家庭の粗大ゴミ解体にも使用できます。
無段変速が可能で、引金を引く強さでブレードのストロークスピードを調整できます。切断能力は、木材55mm、塩ビパイプ60mm、軟鉄パイプ32mm、軟鉄材2.5mmの厚さのもに対応。木工用ブレード、塩ビ・PC用ブレード、鉄工用ブレードと3種類のブレードが付属しており、切断するものに応じて交換できます。
定格消費電力は350W。コードの長さは2mと余裕のある長さですが、さらに取り回しに余裕を持たせたい場合には延長コードなどを用意しましょう。ECサイトでの販売価格は6000円前後です。
●アイリスオーヤマ 充電式レシプロソー JRS13-Z
アイリスオーヤマの「充電式レシプロソー JRS13-Z」は、コードレスで使用できるため、庭の枝切りの作業などで活躍する製品です。
木工用ブレードと鉄鋼用ブレードの2種類の刃が使用でき、木材の切断や枝切りなどのほか、金網、軟鉄パイプ、塩ビパイプ、プラスチックなどの切断が可能。1.2kgと軽量なので、長時間の使用でも疲れにくく、持ち運びにも便利なのもうれしいポイントです。
バッテリーは、他のアイリスオーヤマ製電動工具でも利用できる10.8Vのものです。公式サイトでの販売価格は本体のみで8980円(税込み、以下同)、バッテリーと充電器が付属した「VJRS13」は1万200円です。
●京セラ 電気のこぎり ASK-1001
京セラの「電気のこぎり ASK-10011」は、木・木材から金属・樹脂まで、手ノコ感覚で簡単に切断できる製品です。ブレードは木工用と鉄工・ステンレス用の2種類が付属しています。
別売りのブレードに交換すれば、繊維製品なども簡単にカットが可能。家庭から出る粗大ゴミを小さくカットして、容量を減らすことができます。
切断能力は、庭木が径45mm、木材は厚さ40mm、軟鋼板は厚さ3.5mm、塩ビパイプは径120mmに対応。別売りアクセサリーには、上記の繊維などに使えるナイフブレードのほか、ワイヤーブラシやヤスリなども用意されており、さまざまな用途に応用できます。ECサイトでの販売価格は1万円前後です。