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フラグシップ「AQUOS R9 pro」も登場! 2024年発売の「AQUOS」スマホ、各機種のポイントをおさらい【2024年12月版】

Fav-Log by ITmedia 2024年12月21日 8時10分

 シャープのスマートフォン「AQUOS」シリーズ。この夏にフラグシップモデルの新製品「pro」が発表され、12月に発売を迎えました。これで2024年登場のAQUOS全モデルが出そろったことになります。

 ここではAQUOSシリーズの2024年モデル4機種の概要について紹介していきます。

●カメラ好きならこれ!:AQUOS R9 pro

 シリーズの最上位モデルは、12月上旬に発売される「AQUOS R9 pro」。ディスプレイは6.7インチで、実売価格は20万円前後(税込、以下同)からです。

 本モデルのポイントは、ライカが監修した3眼カメラシステムを搭載すること。1インチ超のセンサーを備えたメインカメラ、光学2.8倍相当の望遠カメラ、画角122度の超広角カメラで構成され、その解像度は全て5030万画素です。

 スマートフォン選びでカメラ機能を重視する人は、検討する価値のあるモデルとなりそうです。

 プロセッサーには「Snapdragon 8s Gen 3」を搭載し、メモリは12GB 。ディスプレイは1~240Hzの可変リフレッシュレートに対応しつつ、解像度もQuad HD+にアップしています。

 機能面では、シャープ独自の生成AI機能「電話アシスタント」を搭載したことがトピック。留守番電話を要約して表示する機能などが使えます。

●快適なスマホが欲しい人に:AQUOS R9

 「AQUOS R9」は、約6.5インチのフルHD+ディスプレイを備えた上位モデルです。

 7月に発売されたモデルで、大手キャリアではNTTドコモとソフトバンクで販売されています。

 メモリはR9 proと同じく12GBですが、プロセッサーには「Snapdragon 7+ Gen 3」を搭載。プロセッサーの性能は、フラッグシップモデルR9 proと比べると見劣りしますが、SIMフリーモデルの実売価格が9万円台からと手に取りやすいのが魅力です。

 背面カメラには、こちらもライカが監修した標準+広角のデュアルカメラシステムが搭載されています。ただし、メインカメラのセンサーサイズは1インチではなく、1/1.55インチのイメージセンサーとライカのレンズ「ヘクトール」を搭載。こちらのモデルでも十分綺麗な写真を撮ることができます。

 ディスプレイについては、R9 proと同様に240Hz駆動に対応。本モデルから輝度がアップし、屋外等での視認性が良くなっていることがポイントです。また生成AI活用の留守番電話要約機能などは、本モデルも対応しています。

●コスパ抜群のミッドレンジ:AQUOS sense9

 「AQUOS sense9」は、シャープが2024年11月に発売したミッドレンジモデル。ディスプレイサイズは6.1インチで、カラーバリエーションは5色ラインアップされています。

 プロセッサーには「Snapdragon 7s Gen 2」を搭載。メモリは6GBまたは8GBです。

 ディスプレイは最大240Hz相当の残像を抑えた1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応し、画面輝度も従来世代と比べて約4倍に向上するなど、屋外での視認性もアップしていることが見逃せません。

 背面カメラには、標準+広角のデュアルカメラを搭載。どちらも解像度は5030万画素で共通しており、標準カメラに、1/1.55インチのイメージセンサーを搭載するなど、数字だけを見れば先述のR9との差もさほど感じない仕様になっています。

 そのほかには、米国国防総省の定める物資調達規格であるMILスペックに準拠した防水・耐衝撃性能も備えている点も注目ポイントです。

 こうした実用的なスペック・機能を備えつつ、実売価格は6万5000円程度。コストパフォーマンスの良さが際立つ一台だと言えるでしょう。もし「R9だとちょっと高いな」と思った場合、今年はsense9を選んでもさほど見劣りはしないと思います。

●用途が家族との連絡くらいで十分という人に:AQUOS wish4

 「AQUOS wish4」は、2024年7月に発売されたエントリーモデル。ディスプレイは約6.6インチで、sense9よりもひと回り大きくなります。

 カラーはナチュラルな風合いに仕上がっており、さらりとした手触りの質感や丸みのあるデザインにも注目です。実売価格は3万円強といったところですが、条件によっては1万円前後で入手できることもあります。

 こちらは6.6インチHD+の液晶ディスプレイを備えている点が、ほかのモデルと異なります。

 背面カメラは、約5010万画素のメインカメラのみ。画質エンジンのアップデートで夜景やポートレートの写りは改良されているものの、カメラ性能などにこだわりたい場合には、他機種と比べると物足りない部分も出てくるかもしれません。

 本モデルのポイントは、MILスペックの防水・防塵・耐衝撃性能を備えるほか、家庭用の泡タイプのハンドソープでの洗浄も可能で安心して使いやすい点です。

 おサイフケータイなどもしっかり使えるので、重いゲームアプリなどのプレイを想定しなければ、エントリーモデルといえども日常用途で困ることはないでしょう。

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