ゲーミングキーボードは、ゲーム操作のしやすさにこだわって作られたキーボードです。打鍵感や操作感に優れているほか、ゲームで有利になる機能を備えたモデルもあります。
●ゲーミングキーボードを選ぶうえで重要な機能
アジャスタブルアクチュエーションポイント
キーの作動点を設定する機能です。何mm押し込んだら入力したと判定されるかをカスタマイズできます。
例えば、早い反応速度が求められるアクションゲームなどプレイする時は、誤入力が発生しないギリギリまでアクチュエーションポイントを浅くするのが有利になります。
反対に、タイピングを行う時はアクチュエーションポイントが浅すぎるとミスタッチが増えるため、適度に深く設定した方が快適に入力ができます。
ラピッドトリガー
従来の固定されたリセットポイントではなく、スイッチを上げる事で入力がリセットされる機能です。
人気FPSゲーム「ヴァロラント」では、キャラクターが停止していないと射撃の精度が下がってしまうため、射撃時にいかに早く移動入力をリセットできるかが重要となります(ストッピング)。キーから手を離そうとした瞬間に入力がリセットされるラピッドトリガーは、このストッピングを圧倒的に素早く行うことができます。
またキーを連打するような場合も、ラピッドトリガー機能を使用した方が有利になると言われています。
●おすすめのゲーミングキーボード:Logicool G PRO X TKL RAPID
プロからアマチュアまで圧倒的な支持を得ている「Logicool G」ブランドのゲーミングキーボードです。
反応速度と高い精度を兼ね備えた磁気式アナログキースイッチを搭載。押下圧も35gと軽く、軽快な操作が可能です。
キーのアクチュエーションポイント(作動点)は、0.1mm~4mmの範囲で設定ができ、プレイするゲームのジャンルに合わせて調整することができます。
Logicool Gブランドとしては初となるラピッドトリガーを搭載した点も見逃せないポイント。Logicool Gの信頼性とラピッドトリガーの便利さを同時に享受できるのが、このモデルのメリットです。
実売価格は3万円前後(税込、以下同)から。
●おすすめのゲーミングキーボード:Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP
米国の大手ゲーミングデバイスメーカー「Razer」のテンキーレスゲーミングキーボードです。
新開発のアナログスイッチ「第2世代Razer アナログオプティカルスイッチ」を搭載。光学式を採用することで一般的な磁気式スイッチのデメリットである、温度や磁気干渉の影響を受けずに高精度かつ高速な入力が可能です。
ラピッドトリガーに対応し、キーの連打やヴァロラントでのストッピングを素早く行えます。
アクチュエーションポイントは0.1~4.0mmの範囲で調整可能で、プレイするゲームに合わせてカスタマイズできます。
音量やアナログスイッチ設定用の専用ダイアルと、メディアコントロールやカスタムマクロ用の3つのボタンも搭載。実売価格は3万3000円ほどから。
●おすすめのゲーミングキーボード:AIM1 瞬
ラピッドトリガー、磁気スイッチ、アジャスタブルアクチュエーションポイントを搭載しながら、実売価格約1万5000円で購入できる驚異的なコスパが魅力的なアイテムです。
アクチュエーションポイントは0.1mm単位で設定可能。ポーリングレートも8000Hzで、入力状況を素早く反映してくれます。
さまざまゲームに使いやすい75%のレイアウトを採用し、音量調節やミュートが簡単にできるメディアコントロールノブを搭載しているのも魅力的なポイントです。
ラピッドトリガーをコストを抑えて試したいみたいという人におすすめのモデルです。