OPPOは、2024年12月にハイエンドスマートフォン「OPPO Find X8」を発売しました。
本モデルは、SIMフリーモデルがECサイトや量販店で取り扱われているほか、au+1 collectionやIIJmioでも販売されています。
ここでは「OPPO Find X8」の概要について、3つのポイントで紹介していきます。
●6.6インチのハイエンドスマートフォン
「OPPO Find X8」は、OPPOのハイエンドである「Find X」シリーズの最新モデル。ディスプレイサイズは約6.6インチで、解像度はFHD+(2760×1256ピクセル)です。
その他ディスプレイの仕様に関しては、リフレッシュレートが最大120Hz、タッチサンプリングレートが最大240Hz、屋外での最大輝度が1600ニトです。HDRコンテンツ表示の際には4500ニトをサポートしており、ハイエンドらしい構成になっています。
サイズは約74(幅)×157(高さ)×7.9(厚さ)mmで、重さは約193g。後述するカメラ仕様を考慮すると、スリムに仕上がっていると感じます。
カラーバリエーションは「スペースブラック」と「スターグレー」の2種類が用意されています。
OPPO公式オンラインショップでの価格は13万9800円(税込)です。OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年間とされています。
同社のハイエンド機としては、海外だとさらに上位の「OPPO Find X8 Pro」も展開されていますが、こちらは日本での取り扱いはありません。
●こだわりのカメラを搭載している
「OPPO Find X8」の大きな特徴のひとつが、OPPOの日本市場向けモデルとして初めてスウェーデンのカメラメーカー「Hasselblad(ハッセルブラッド)」と共同開発したカメラを搭載していることです。
背面カメラは、望遠(73mm相当)、広角(24mm相当)、超広角(15mm相当)の3眼構成で、いずれも5000万画素のイメージセンサーを備えています。
背面のデザインは一見すると4眼のように思えますが、実際には3眼。前面カメラは3200万画素で、ディスプレイ上にパンチホール型で配置されています。
背面カメラについて特筆すべきポイントは、世界初をうたう「W型プリズム望遠レンズ」を搭載していること。レンズが取り込んだ光をプリズムで3回屈折させる仕組みで、7.9mmという薄型のデザインを維持しつつ、大型イメージセンサーの搭載を実現したとのことです。
また望遠カメラの倍率は光学3倍相当ですが、デジタルズームは最大120倍に対応。倍率が10倍以上になると、生成AIによる補正が働き被写体を鮮明にする仕組みを採用しています。
マニュアル撮影が行える「Pro」モードが使えるほか、短い動画として写真を残す「Livephoto」が撮れたり、シャッターボタンの押し続けで最大200枚の連写が可能な「ライトニングスナップ」機能が使えたりと撮影機能が充実していることも見逃せません。
●防水防塵性能や耐久性も充実
プロセッサーには、メディアテック製の「Dimensity 9400」を搭載。ゲーム性能も重視したフラグシップのプロセッサーです。
メモリは16GB(ストレージの空きを使って最大28GBまで拡張可能)で、ストレージは512GBを備えます。
バッテリーは5630mAhで、最大80Wの高速充電などに対応。冷却面についても、大型のベイパーチャンバーを組み合わせた冷却システムを備えており、動画撮影やゲームプレイなどでもパフォーマンスが期待できるでしょう。
またAIを活用した独自のカメラ機能も豊富で、余計な写り込みを削除する「AI消しゴム」や、被写体の切り抜きを行う「AIクリッピング」、窓の反射を除去する「AI反射除去」、写真を元にイラストや画像を生成する「AIスタジオ」機能などを使えます。
ボディーはIP68・IP69に準拠した防水防塵性能を備えるほか、試験では1mの高さからアスファルトに落としても破損しづらいという「Corning Gorilla Glass 7i」をディスプレイのガラスとして採用。スリムなハイエンドモデルでありながら米国国防総省の定める物資調達基準のMIL規格や、SGS社の耐衝撃テストをクリアするタフさを兼ね備えていることにも注目です。
一方で、NFCは使えるものの、おサイフケータイには非対応となります。日常的に非接触決済を使いたい場合には、留意しておきましょう。