雨の日やアウトドアシーンでは、はっ水性・防水性を備えたバッグがあると重宝します。その中でも、高い防水性とコスパの良さを兼ねそろえたバッグを展開する注目シリーズが「ZAT」です。以前の記事ではトートバッグタイプの「ZAT ドライバッグ トートタイプ」を紹介しました。
ここではワークマンで購入した「ZAT 3WAYサコッシュ」の使い心地をレビューします。なお本製品はモリトジャパンの製品です。筆者はワークマンで購入しましたが、ワークマンオリジナル製品ではありません。
●防水素材を使用 水をしっかりはじく
ZAT 3WAYサコッシュには、防水素材が使用されています。コーティングによって表面がツルッとしていて、水をきれいにはじきます。
バッグ本体の正面にはファスナーが付いていますが、一般的なバッグのように縫い目が外側にありません。バッグ全体が縫い目がないウェルディング加工により、無縫製でできており、水の侵入経路をなくしています。ただ、完全に水の侵入を防げるわけではなく、大雨のときなどに使用すると水が少し入ってしまうことがあります。
●汚れも落ちやすいからお手入れが楽
ZAT 3WAYサコッシュは防水素材を使用しているので、汚れが付いても繊維に入り込みにくくなっています。さっと拭けば汚れが落ちるので、楽にきれいに保てます。
アウトドアで使って、泥や砂が付いてしまっても、その後のお手入れがしやすいです。うっすらと汚れが残ってしまうこともありますが、綿素材などのバッグに比べると非常にお手入れしやすいと感じます。
●ショルダーストラップを調節して3通りで使える
ZAT 3WAYサコッシュは、名前に「3WAY」とつくように、3通りの使い方ができます。1つ目はショルダーバッグとして使うこと。ショルダー部分の長さは調節可能なので、肩掛けでも斜め掛けでも使えます。
上記の写真は、身長約155cmの人が肩掛けで使っているところです。
次の写真は、同じ人が斜め掛けで使っているところ。アウターの上からでも楽に斜め掛けできます。
使い方の2パターン目は、ウエストバッグとしての使用。ショルダーストラップの長さをウエストに合わせれば、そのまま腰に装着することができます。ただウエストが細い人だと、バッグがずるずると下がってしまうことがあります。そのようなときには、3つ目の使い方のパターン、ベルトへの装着をおすすめします。
ZAT 3WAYサコッシュに付いているフックをベルトに通して固定します。これにより、サコッシュ本体がずり落ちてしまうことを防げます。
ただベルトループがある場合、それにサコッシュ本体が引っかかってしまいスムーズに動かせなくなるので、それがやや面倒に感じるときもあります。例えば最初はお尻の方にサコッシュ本体を付けていて、そのままくるっと前側に持ってこようとしても、ベルトループが引っ掛かって邪魔に感じます。そうなると、いったん外してから装着し直すことになるので、それが少し面倒です。
●容量はあまり大きくないので荷物は厳選しよう
ZAT 3WAYサコッシュの本体サイズは、約31(上部幅)×25(下部幅)×20.5(高さ)cmです。マチがないため、収納部は狭くなっています。
2つ折り財布とスマートフォンを入れてみましたが、これだけでパンパンです。ペットボトルなどは入らないので、飲み物を持ち歩く際は別で持つことになります。
ZAT 3WAYサコッシュは、ちょっとしたお出掛けや旅行のサブバッグとして使ったり、アウトドアで必要最低限の荷物を持ち歩くのに使ったりするバッグだと思った方が良さそうです。
筆者はZAT 3WAYサコッシュを1280円(税込み)で購入しました。購入カラーはグレーです。