ポータブル電源の性能が大幅にアップし、バッテリー内蔵で充電可能な電気製品も増えたことにより、この数年で車中泊に「家電」を活用できる場面が増えてきました。
筆者も車中泊の際、特に調理時や冷暖房などに、取り扱いが簡単で楽に使える家電を多用しています。
車中泊では当然ながら「車内での使用を前提」としていることもあり、カセットガスや灯油は使わず、より安全性の高い電気製品を選ぶことが多いです。
筆者と同じような「家電を活用している車中泊ユーザー」を、最近多く見かけるようになりました。
そこで今回の記事では、車中泊歴7年の筆者が実際に車中泊で使用している「家電」の中から、「買って良かった!」と感じている製品を3つ紹介します。
すべて現在まで2~3年ほど使用している、「手放せない」と感じたアイテムばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
●車中泊用に買って良かった家電1:電気ホットサンドメーカー
「電気ホットサンドメーカー」は、朝食用のホットサンド作りで大活躍しています。食パンに好みの具材を挟むだけで完成するホットサンドを、電気の力でこんがりと、安全に焼き上げることができます。
また、小型のホットプレートのような使い方もできるため、目玉焼きを焼いたりお好み焼きを作ったり、肉を焼いたりするなど、おかず作りにも役立ちます。
電気式のホットサンドメーカーの中でも、筆者が特におすすめするのが、性能面・デザイン性どちらも高い「レコルト(recolte) プレスサンドメーカー」です。
レコルトのプレスサンドメーカーは、かわいらしくておしゃれなキルト模様のホットサンドを、簡単に焼ける人気のホットサンド(プレスサンド)メーカーです。
従来製品よりさらに分厚く、具だくさんのホットサンドが作れる点が魅力です。分厚いホットサンドはもちろん、チキンなどの厚みのある肉をじっくり焼き上げたり、お好み焼きやハンバーグなども中までしっかり火を通したりすることができます。
消費電力は700W。定格出力700W以上のポータブル電源での使用が可能です。公式サイトでの価格は、4950円(税込、以下同)です。
●車中泊用に買って良かった家電2:充電式扇風機
次に紹介するのは、夏の暑さ対策や湿気対策、冬の暖房効率アップにも役立つ「充電式の扇風機」です。
小型の扇風機は、車中泊で季節を問わず使えるアイテムです。さらに充電式なら、ポータブル電源がなくても使えてとても便利です。
筆者が使っているのは、「YAHAVA 吊り下げ扇風機」です。
三脚付きなので、床に置いて従来の扇風機と同様の使い方ができるのはもちろん、天井から吊り下げて、シーリングファンとして車内の空気を効率的に攪拌(かくはん)することができます。
本体には1万mAh大容量リチウムバッテリーを内蔵。電池交換の手間が無く、フル充電後、最大約25時間の連続稼働が可能です。
またUSB充電式で、ACアダプターやモバイルバッテリー、ポータブル電源などから手軽に充電できます。さらにLEDライト付きなので、車内のライトとしての使用も可能です。
筆者は車内灯&シーリングファンとして、1年中車中泊で活用しています。実売価格は4000円前後です。
●車中泊用に買って良かった家電3:マグカップ型電気鍋
ホットドリンクや、1人分の軽食作りに役立つのが「マグカップ型電気鍋」です。
車中泊でも手軽にコーヒーや紅茶を飲むことができたり、カップラーメン用のお湯を沸かしたり、1人分のおかゆやリゾット、具だくさんのスープなどを作ったりすることもできます。
筆者が車中泊で使っているマグカップ型電気鍋は、「エレコム マグカップ型電気なべ Cook Mug(クックマグ)」です。
消費電力275Wで、省電力なのも魅力の1つ。小型の安価なポータブル電源でも使うことができます。
容量は350mlとたっぷり入り、1人分のホットドリンクや軽食作りに最適。1台あれば「沸かす・煮る・保温する」の3つの用途で使用可能。コーヒーやスープなどを保温しておけば、冷めることなく、いつでもアツアツの状態で飲むことができます。
車中泊で使用するだけでなく、自宅やオフィスなどでの使用にも便利。1人で車中泊をする人や、1人暮らしの人に特におすすめです。公式オンラインストアでの販売価格は、4980円です。また、もう少し大きめの500mlモデルもあります。