動画やWeb、電子書籍をスマートフォンより大きな画面で楽しめるタブレット端末。中でもAmazonの「Fireタブレット」は、リーズナブルな価格で手に入ることから、初心者にもおすすめのデバイスとなっています。
そこで本記事では、「Fireタブレットの現行モデルのラインアップ」を紹介します。
●現行ラインアップは3モデル+キッズモデル
「Fireタブレット」は、Amazonが販売するAmazonデバイスの一つ。基本的にはAndroidスマートフォンでおなじみの「Android OS」をベースとしているので、使用感はiPadよりもAndroidタブレットに近くなっています。また、Amazonのサービスに特化した仕様となっており、対応しているアプリが限られている点には注意が必要です。
現行のFireタブレットは、「Fire HD 8」「Fire HD 10」「Fire Max 11」の3つと「キッズモデル」が展開されています。各モデルの数字の部分は液晶画面のだいたいの大きさ(インチ)と捉えると良いでしょう。液晶画面のサイズが大きいほど上位のモデルとなります。
●最新エントリーモデル:Fire HD 8 タブレット
「Fire HD 8 タブレット」の現行モデルは、2024年に発売された第12世代のもので、Fireタブレットの最新モデル。1280×800ピクセルのHDディスプレイを搭載しています。
ストレージは32GBと64GBが用意されており、メインメモリは32GBモデルが3GB、64GBモデルは4GBと異なっているので、少しでも快適に使いたいのであれば、64GBを選びたいところです。
背面カメラは、32GB・64GBともに5メガピクセルで、上位モデルと同様の撮影画質を備えています。価格は32GBモデルが1万5980円(税込、以下同)、64GBモデルが1万7980円です。
●10.1インチの大画面でゆったり使える:Fire HD 10 タブレット
現在の「Fire HD 10 タブレット」は、2023年発売の第13世代モデル。1920×1200ピクセルのフルHDディスプレイを搭載しており、動画の再生はもちろん、写真集など、画像がメインの電子書籍も美しい表示で楽しめます。
ストレージは32GBと64GBのモデルを用意。メインメモリはいずれも3GBとなっているので、4GBを搭載する「Fire HD 8の64GBモデル」が1GBほど多くなっています。一方、プロセッサーは8コア(2×2.05GHz、6×2.0GHz)のものを採用しており、6コアのFire HD 8よりもパワフルです。
価格は32GBモデルが1万9980円、64GBモデルが2万3980円。カラーバリエーションはブラック、ブルー、パープルの3色が用意されています。
●最上位モデル:Fire Max 11 タブレット
「Fire Max 11 タブレット」は、2023年発売の現行最上位モデル。2000×1200ピクセルの2Kディスプレイを備えており、じっくり動画や電子書籍を楽しむのにおすすめです。
8コアプロセッサと4GBメモリを搭載し、ディスプレイだけではなく、処理性能もFireタブレット中最高。動画再生やアプリの使用は快適で、マルチタスクによる複数アプリの使用もスムーズに行えます。
また、Wi-Fi 6(802.11 ax)に対応している点も下位のモデルにはない大きな特徴。対応ルーターを使用していれば、高速で安定したネット通信が望めます。価格は64GBモデルが3万4980円、128GBモデルが3万9980円です。
●キッズ向けにカスタマイズ:Fire タブレット キッズモデル
Fireタブレットには、キッズ向けにカスタマイズされた「キッズモデル」のシリーズもラインアップされています。キッズモデルは、落下や衝突から保護する専用カバーと2年間の限定保証、子供向けコンテンツやサービスが付いているのが特徴です。
3歳以上向けの「Fire 7 キッズモデル」「Fire HD 8 キッズモデル」「Fire HD 10 キッズモデル」に加えて、6歳以上をターゲットとした「Fire HD 8 キッズプロ」および「Fire HD 10 キッズプロ」が用意されており、ラインアップは全部で5つとなっています。
価格はFire 7 キッズモデルが1万3980円、Fire HD 8 キッズモデル・キッズプロが1万9980円、Fire HD 10 キッズモデル・キッズプロが2万3980円となっています。
Fire HD 8 キッズモデル・キッズプロは2024年発売の最新モデルで、Fire HD 8 キッズモデルにはディズニープリンセス、Fire HD 8 キッズプロにはマーベルアベンジャーズの専用カバー付きモデルも販売されています。価格はどちらも2万980円です。