毎年1月後半辺りになると、スギ花粉の飛散予測を見聞きする機会が増えますよね。前年と比較すると多くなっていると聞くことも多く、年々スギ花粉が増えているように感じます。
環境省の調べによると、2025年も昨年より全国的にやや多くなると予測されており、花粉症を患っている筆者は早々に対策をしなければと考えているところです。
花粉症対策にはさまざまな方法がありますが、ここでは、花粉対策としてまとめらた情報をもとに、家庭でもできる自衛策をチェックしてみました。
●家にいても辛い花粉症の症状
筆者は外に出るときは、マスクを付けてしっかり対策していますが、室内ではあまり気にしていませんでした。ただ、家の中にいても、鼻がぐずぐずする、くしゃみが止まらないといったことも多く、家の中にも相当な量の花粉が侵入しているのでは? と気になるようになりました。
花王の調べによると、花粉が飛散する時期の晴れた日には、なんと1日2300万個もの花粉が室内に入り込んでしまうそうです。想像するだけでゾッとしますね……。
花粉が室内に入ってしまう原因は、60%が窓の開閉や換気による侵入、40%は服や髪などの付着による持ち込みです。
筆者もスギ花粉飛散の時期は、窓の開閉はあまりしないように気を付けていましたが、外出した際の付着は軽く考えていました。この数値を見ると、付着による持ち込みもしっかりと対策しなければと思いますね。
最近では、花粉の付着を防ぐアウターもあるので、こういったアイテムを取り入れるのも良いかもしれません。
●花粉を家に入れない対策
花粉が衣類に付着してしまうのは仕方のないこと。しかし、ちょっとした工夫で花粉量を減らすことができます。
まず付着した花粉は、髪から衣類の順で上から下に向かってしっかりと払い落とすことが重要。特にコートなどの衣類に関しては、ブラシを使うとより効果的なようです。
また、髪に付着する花粉は、髪を結んだり帽子を被ることで付着量を減らせるので、併せて試してみる価値がありそうです。
●ほかにもある! 室内の花粉対策
換気などで窓を開ける際は、10cm程度に抑えて網戸やレースカーテンを閉めたままにすること。これだけで、侵入する花粉の量を大幅に抑えることができます。
洗濯物は室内干しがベターですが、外に干した際も、取り込む際に手で払うだけで4~6割の花粉を落とすことが可能です。
●ここまでの花粉対策を振り返って
衣類や髪に付いた花粉を払い落す対策に関しては、マスクの着用に比べると実施している人が少なく、まだ浸透していないと感じました。
筆者も侮っていましたが、払い落とすだけで花粉量に大きく差が出ることを知れたので、この機会に一般的な対策として広まってほしいと思います。
また、花粉対策と聞くと、空気清浄機などを用意しないといけないと思っていましたが、今回紹介した方法は特に必要なものもなくとても簡単にできるものばかりなのも驚きです。
今年の花粉シーズンは実践して、少しでも快適に過ごしたいと思います。筆者と同じように花粉症に悩んでいる人はぜひ試してみてください。
参考
花王「家族内に花粉症の人がいる割合は約7割!マスクだけじゃない!いますぐできる簡単対策ガイド」