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高コスパの「POCO Pad」、海外では日本未発売のスタイラスやキーボードカバーも展開

ITmedia Mobile 2024年6月19日 11時35分

 Xiaomiのスマートフォンブランド「POCO」から初のタブレット「POCO Pad」が発売されました。日本では4万4800円(税込み)でコストパフォーマンスに優れています。この価格は海外から見ても安く、円安のこの時期ながら日本で買うのが一番お得です。このPOCO Padには便利な周辺機器も海外では販売されており、ノートPCのように使うこともできます。

 価格は329ドル(約5万2000円)ですが早期割引価格は299ドル(約4万7000円)。別売オプションはカバーが19ドル(約3000円)、キーボードカバーが79ドル(約1万2000円)、スタイラス「POCO Smart Pen」が59ドル(約9000円)です。

 POCO PadはプロセッサにSnapdragon 7s Gen 2を搭載、12.1型ディスプレイ、800万画素カメラ、10000mAhバッテリーとミドルクラスのタブレットとして十分使える性能を持っています。Androidタブレットの中でも価格を考えるとスペックはなかなかよく、スマートフォンとペアに使うのもよさそうです。

 設定画面を見ると「スタイラスとキーボード」の項目があり、それぞれ専用品が使えるようになっています。日本版のPOCO Padにもこのメニューはありますが、残念ながら日本ではスタイラス、キーボードは販売されていません。海外ではスタイラスが59ドル(約9000円)、キーボードカバーが79ドル(約1万2000円)で販売中です。

 スタイラスには「POCO」のロゴが入っており、専用のものとなっています。なおPOCO Padは一部の国では「Redmi Pad Pro」として販売されており、そちらには「Redmi」ロゴ入りのスタイラスが販売されています。両者スペックは同等なので、スタイラスも互換性があるのかもしれません。

 Apple Pencilはタブレットにスタイラスをマグネット吸着して充電できますが、POCO PadのスタイラスはUSB Type-C端子を備えており、ケーブルを直接挿して充電します。

 スタイラスの使い勝手ですが、普通にメモを取ったり画像に書き込んだりと、ストレスなく使うことができました。なおスペックを見ると筆圧は4096階調に対応し、遅延は5ms、1回の充電で12時間の使用が可能です。

 キーボードカバーはPOCO Padをはめ込んで使うことができます。頭の部分にはスタイラスを差し込んで固定できるようにもなっています。POCO Padとの接続はBluetoothになります。

 背面のスタンドは多少は角度を調節できます。本体の重量は約450g、POCO Padが571gなので装着すると121g重くなりますが、文字入力を多用する作業はかなり快適になります。また、コネクター部分がL字のUSBケーブルを使えば、上部に挿したスタイラスの充電もしやすいでしょう。

 キー配列は一般的な英語配列で、一般的なノートPCと同様の配列です。記号入力に特殊なキーコンビネーションが必要なこともなく、このまま普通に入力することができます。各キーの大きさは16mm×16mmです。

 キーの打鍵感もしっかりしており、長文を入力しても疲れにくいと感じました。ショートカットキーも使えるので作業がはかどります。XiaomiのHyperOSスマートフォンとの連携時に、POCO Padを立てたままキーボードを使った操作ができるのも便利です。

 キーボードカバーを付けたまま持ち運ぶと重量は増すものの、本体の厚みは数mm増える程度。このままカバンにもすっぽりと収まります。

 Bluetooth機器のため海外販売品をそのまま日本で使うことはできないだけに、日本でもぜひ発売してほしい周辺機器ではないでしょうか。

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