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「有線イヤフォンは電池切れない」 エレコムの投稿が思わぬ反響 駅すぱあとが「充電不要で安定して使える」とリプライ

ITmedia Mobile 2024年7月11日 12時0分

 「有線イヤホン」というワードがXでトレンド入りした。電子機器やモバイルアクセサリーを手掛けるエレコム公式アカウントが、有線イヤフォンのよさを挙げたことが発端のようだ。

 エレコムは7月11日8時7分頃の投稿で、「電池が切れない」「混雑したところでも平常運転」の2点を挙げた。自社製品の画像を添え、「無線イヤホンは説明不要で便利ですが、自分の好みに合わせて選ぶのが一番!」と続けた。

 有線イヤフォンは先端のプラグを、スマートフォンやPCなどのジャックに差し込めば、再生したコンテンツの音を聞ける。プラグを経由して電力供給を受けるため、イヤフォンの振動板を動かす程度の電力をまかなえる。一方、ワイヤレスイヤフォンはスマートフォンやPCなどでも広く採用される、リチウムイオンバッテリーで駆動するため、長時間再生をうたう製品でも電池が切れたら充電が必要となる。

 混雑したところでも平常運転、という文言はパッと見で分かりづらいが、有線イヤフォンは混雑した場所でも使える、という意味だ。

 ワイヤレスイヤフォンは電波を遮断してしまう障害物に弱い。ワイヤレスイヤフォンが採用しているBluetoothという無線通信技術は2.4GHzの周波数で、10m程度の短距離においてスマートフォンなどと通信することが可能だ。同じ周波数を使う電子レンジなどの近くでは干渉してしまい、使えなくなってしまう。混雑した電車の中でも、同じ周波数を使うデバイスが多いほど、電波は途切れてしまう。

 Bluetoothを使用したワイヤレスイヤフォンは無線で通信するため、有線イヤフォンのようにケーブルが絡まったり、ケーブルが何かに引っかかってしまったり……という心配はない。一方、有線イヤフォンはワイヤレスイヤフォンのような弱点がない。エレコムも「どこかに引っかかるリスクがありますが、やはり有線は安定」とコメントし、要点を簡潔にまとめている。

 エレコムの投稿に意外な企業からの反応もあった。公共交通機関の最適経路を提供する「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所だ。駅すぱあと公式アカウントが「充電不要で安定して使えるので、仕事では絶対有線派です」とリプライすると、「うおおおお!ILMF!!!!!!!」とエレコムが反応。

 ILMFはデザイン性と機能性を両立したエレコムのブランド。日常に溶け込むような形状にどこか目を引く色使いが特徴で、薄型のマウスやスライド式のUSBメモリなどを展開している。思わぬ反響があったことと、駅すぱあとがILMFの画像を添えて、エレコムの投稿に同調したことから、エレコムが興奮したようだ。

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