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「ハンディファン」「ネッククーラー」の選び方とやってはいけないこと 炎天下での利用は要注意

ITmedia Mobile 2024年7月23日 11時47分

 2024年も梅雨が明け、猛暑が続いていますが、この時期になると注目を集めるのが手軽に涼を手に入れられるハンディファンやネッククーラーです。

 少し前までは通勤通学を含めた外出時やアウトドアレジャーで使われることが多いイメージでしたが、電気代節約や省エネのためにエアコンの設定温度が高めになっているオフィスで、快適さを確保するためにハンディファンやネッククーラーを使っているという人もいるようです。

 そこで今回は、ハンディファンやネッククーラーの選び方や、おすすめの製品をいくつかピックアップしてみたいと思います。

●ハンディファン、ネッククーラーの選び方

 手で持つもの、首にかけるもの、腰に着けられるものなど、さまざまな種類があるハンディファンやネッククーラー。どういったタイプを選べばいいのか迷うところですが、基本的には自分の使い方や行動スタイルで選べば問題ありません。

 例えば、外出時に両手を空けておきたいという人なら、首にかけるタイプのファンディファンやネッククーラーがおすすめ。腰につけて風を服の中に送り込むというタイプもあります。より直接的に涼を感じたいなら、片手で持って顔に直接風を当てられるオーソドックスなタイプがいいでしょう。あわせて、机上に置いて使えるようにスタンド機能を内蔵したものであれば、出先でさっと机上に置くことも可能です。こうした付加価値も考慮すると、選択する製品が絞れると思います。

 また、基本的には風量が強いほど涼しく感じますが、音が大きくなったり、バッテリーの持ちが悪くなったりというデメリットもあります。大まかに強・中・弱といった風量切り替えしかできないものが多いですが、中にはより細かく調整できる製品もあります。少しでもバッテリーの持ちをよくしたいという場合は、こうした製品を選ぶといいでしょう。

 なお、ハンディファンと違い、ネッククーラーはペルチェ素子を使って接触面を直接冷やせるものが多く、太い血管が走る首を直接的に冷却することで、体温を下げられるというメリットがあります。半面、ハンディファンと比べると若干価格が高めのものも多いです。

●ハンディファン、ネッククーラーを利用する上での注意点

 手軽に涼を得られるハンディファンやネッククーラーですが、真夏の炎天下での利用には注意が必要です。ハンディファンを外気温が高い状態で使用すると、単に熱風を吹き付けるだけとなり、かえって体温調整機能を狂わせる原因にもなりかねません。風を受けて体感的には涼しさを感じるかもしれませんが、体温に近い熱風を浴び続けるのが体によくないのは想像に難くないでしょう。

 ネッククーラーであれば直接的に冷やすことは可能ですが、接触面が小さすぎるので効果は限定的です。また、ペルチェ素子で冷やすという構造上、熱を帯びた排熱が生じます。

 ハンディファンやネッククーラーを使用する場合は、小まめに水分補給をする、無理をせずにエアコンの設定温度を下げるなど、基本的な熱中症対策も心掛けてください。

●Amazonで購入できるハンディファン、ネッククーラー

 ここからは、Amazonで見つけたハンディファンとネッククーラーをいくつか紹介します。

 「COOLIFY Cyber」は、冷却性能が優れたネッククークーラー。一般的なネッククーラーは、冷却面が首の裏と左右に1つずつというものが多いです。COOLIFY Cyberも冷却面はその3カ所ではありますが、接触面積が広いのが特徴です。6000mAhと大容量のバッテリーを搭載しており、冷却モードで最大2.8時間、出風モードなら13時間利用できます。加熱モードも備えているので冬にも利用可能です。

 こちらの「首掛け扇風機 ネックファン」は、ネッククーラーのように首の裏側に冷却プレートが付いていますが、基本や首の左右から噴き出す風で涼を取るというものです。4000mAhのバッテリーを搭載しており、最大で16時間利用が可能とのこと。出先で充電することなく1日中使えそうです。

 ハンディファンというと、よく分からない海外メーカー製が多いのですが、「リズム(RHYTHM)ハンディファン」は、国内メーカー製で評価も高い製品です。小型ながら、2重反転ファンを搭載しており、大風量を確保。風量の割に静音性も高いのが特徴です。手で持って使う他、卓上やストラップで首にかけて使用することもできます。

 ハンディファンは、風が気持ちいい反面、気温が高いと熱風を吹き付けるだけになってしまいがち。その点、冷却プレートを搭載したハンディファンであれば、気温が高くても冷たい風を送ることが可能です。CICIBELLAのハンディファンは、前面に冷却プレートを備えており、そこを風が通過することで、冷たい風を感じられます。また、冷却プレートを直接首などに当てて使うといったことも可能です。冷却プレートが不要な場合にはオフにして稼働時間を延ばすことができます。

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