米Qualcommは7月30日（現地時間）、ミッドレンジスマートフォン向けの5G対応プロセッサ「Snapdragon 4」シリーズの最新版「Snapdragon 4s Gen 2」を発表した。昨年発表した「Snapdragon 4 Gen 2」よりさらに安価な低消費電力プロセッサだ。
Snapdragon 4 Gen 2同様のオクタコア（Cortex-A78×2＋A55×6）搭載の4nmプロセッサだが、クロック速度が200MHzに下がっている。サポートするRAMは2133MHzのLPDDR4Xのみだ。また、サポートするディスプレイのリフレッシュレートは90Hzまで。
Qualcommはこのプロセッサを「価格的な問題から4Gにしか接続できなかった特定の地域のユーザーに5Gネットワークへの接続を提供し、ピーク時に1Gbpsのダウンロードスピードも可能にするもの」としている。製品紹介画像の背景はアジア風だ。
発表文には中国Xiaomiのインド支社の社長が「まだ5Gのメリットを体験していない人は多く、Snapdragon 4s Gen 2のおかげで、Xiaomiは5G接続をより幅広いユーザーに提供し、世界のつながり方や交流方法を変えることができる」というコメントを寄せている。
このプロセッサはまず、2024年末に発売されるXiaomiのスマートフォンに搭載される見込みだ。