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型落ちのiPhoneをお得に買う方法 Apple Store以外ではどこで買うのがオススメ?

ITmedia Mobile 2024年8月16日 15時50分

 iPhone本体はApple Storeで購入できますが、Apple Storeでの販売が終了した型落ち機種が欲しいという人も多いでしょう。また、「性能にはこだわらないので最新機種でなくてもよい」「安く買いたい」という人も、あえて型落ちのiPhoneを探すのもオススメです。今回は型落ちのiPhoneを本体のみで安く手に入れるオススメの方法を解説します(料金は全て税込み)。

●新品なら楽天モバイル楽天市場店がオススメ

 型落ちのiPhoneを新品で買う場合は、楽天モバイル公式 楽天市場店がオススメです。Apple Storeと同じSIMフリーのiPhoneが本体のみで購入できます。楽天モバイル公式 楽天市場店はApple Storeで販売が終了したiPhoneも長く販売しています。記事執筆(2024年8月中旬)時点ではiPhone 14 Pro/14 Pro MaxやiPhone 13もまだ購入できます。

 楽天モバイル公式 楽天市場店で販売しているiPhoneはApple Storeと同じSIMフリーの新品で、もちろん楽天モバイル以外のドコモ/au/ソフトバンク回線でも使えます。楽天市場内のショップなので購入金額に応じてポイントが還元されるため、還元率の上がる0の付く日、5の付く日、お買い物マラソンや楽天スーパーセールを狙って買うのがオススメです。

●整備済iPhoneはApple公式がオススメ

 型落ちのiPhoneはApple認定の整備済製品を探すのもオススメです。認定整備済製品とは、Appleで販売後に何らかの理由で返品された製品を、Appleが点検とクリーニングをして再度販売するものです。バッテリーも外装も新品で、1年間の保証もついているので安心です。

 認定整備済のiPhoneはApple公式ストアで購入できます。記事執筆時点では、iPhone 12/12 Pro/12 Pro MaxやiPhone 13 Pro/13 Pro Maxが購入できます。

 なお、「整備済」「認定整備品」などと表記されたiPhoneは他でも販売されていますが、「認定整備済品=Appleが整備したもの」ではない点に注意が必要です。例えばAmazonでも「整備済み品」のiPhoneが販売されていますが、これはAmazonに認定された出品者が整備した商品です。Appleが整備したものではないため、バッテリーや外装も新品でない場合がほとんどです。

 Appleの認定整備済製品以外の「認定〇〇」「整備済み品」は一般的な中古iPhoneとほぼ同義です。「認定〇〇」「整備済み」といった記述がなくても大手の中古スマホ店や通販サイトでは独自の基準で検査やクリーニングを行っているので、このような記述の有無と品質に相関はありません。Apple認定の整備済製品が欲しい人は、必ずApple公式サイトで探してください。

 また、最近はドコモ/au/ソフトバンクなどでも中古iPhoneを販売していますが、これらも各社が独自の基準で検査やクリーニングをした中古品で、Appleの認定整備済製品ではありません。こちらもバッテリーや外装も新品でない場合がほとんどです。

 筆者も最近知ったのですが、整備済製品(リファービッシュ品)を扱う「Back Market」も人気のようです。中古iPhoneの販売者と購入者を結ぶマーケットプレースで、最大のメリットは30日以内なら無料で返品が可能な点です。専門スタッフが検査・クリーニングしており、中古よりも高い品質を担保していることも特徴です。購入後に「思ったより傷があった」「バッテリーが劣化していた」という場合でも、返品や交換ができるので安心です。

●中古ならさらに安く買える お得に購入するためのテクニックは?

 新品やApple認定の整備済製品より安く買いたい人は、中古のiPhoneも探してみましょう。筆者はよく「イオシス」「じゃんぱら」や「ゲオモバイル」といった中古スマホ店で購入しています。

 中古スマホ店のiPhoneは、未使用品はSランク、中古品はA~Cランクに分かれて表記されており、自身の希望や予算に応じて豊富な在庫の中から選べます。また、オンラインショップと実店舗を併設している場合は、店舗で商品の実際の状態を確認できるのもメリットです。同じランクの商品が複数ある場合でも、実際に店舗で状態や傷の場所を確認し、最も状態のいい商品を選んで購入できます。

 中古iPhoneを購入する際、気になるのがバッテリー容量です。ジャンク品などを除くと多くの中古スマホ店が80%以上のものを販売していますが、バッテリー容量と価格が比例しているとは限らないので、どうせならバッテリー容量が大きいものを狙いましょう。中古スマホ店によってバッテリー容量の表記有無が異なり、「じゃんぱら」や「にこスマ」などではWebでも各商品のバッテリー容量が明記されているので安心です。また、店舗では商品のPOPにバッテリー容量が記載されている場合もあるので、探してみてください。

 少々上級者向けですが、iPhoneをより安くに買うには何らかの理由で価格が大きく安くなっている商品を選ぶのもテクニックの1つです。iPhoneの価格が下がる要因には以下のようなものがあります。

・本体に傷がある

・画面に割れやヒビがある

・バッテリーが劣化している

・ネットワーク利用制限が△

・SIMロックが解除されていない

・付属品がない……など

 例えば、iPhone本体に目立つ傷があると安くなりますが、筆者は常にスマホケースをつけるため、背面の傷なら気になりません。他にも、筆者は自分でSIMロックが解除できるので、解除済みより価格が安ければあえてSIMロック未解除の製品を選ぶこともあります。(最近はSIMロックのかかった製品は少なくなり、価格差も大きくない印象です)。

 また、あえてネットワーク利用制限△の商品を選ぶこともあります。ネットワーク利用制限とは、大手キャリアやサブブランドなどで分割払いで購入したスマホ代金の支払いが滞った場合に通信が制限される仕組みです。「△」は現在は制限されていないが今後制限されて「×」になる可能性がある状態の商品です。「△」の製品は制限の可能性がある分だけ価格が下がりますが、「×」にならない限り何の問題なく使えます。

 また、多くの中古スマホ店は「×」になった場合は返品できる保証制度が用意されています。「×」になると突然使えなくなるのでメイン端末には不向きですが、サブ端末などではあえて「△」の製品を選ぶのもありでしょう。

 他にも、あえてバッテリーの劣化が激しい製品を買い、街中にある非正規店でバッテリーを交換した方が安い場合もあるかもしれません。非正規店での交換には「以後はAppleで修理やバッテリー交換ができなくなる」「端末の設定画面上で純正バッテリーでないという旨のメッセージが表示される」といったデメリットもありますが、サブ端末として使う場合や、端末の寿命まで使い倒す分には問題ないでしょう。自己責任にはなりますが、こういった購入テクニックも頭に入れておいてください。

●中古iPhone購入時の注意点 ネットワーク制限を確認しよう

 中古iPhoneを購入する際には、SIMロックに注意しましょう。ドコモ/au/ソフトバンクやY!mobile/UQ mobileで過去に販売されたスマホは、他社回線のSIMで使えないようにSIMロックがかかっている場合があります。購入時はできるだけSIMフリー、またはSIMロック解除済みの製品を選んでください。

 iPhoneは大手4キャリアの主要なバンドを網羅しているので、かなり古い端末でなければSIMロックがかかっていない限りどのキャリアのSIMでも使えます。SIMロックについてよく分からないという人は、iPhone 13シリーズ以降、またはiPhone SE(第3世代)を選べば、どこで販売された端末でも全てSIMフリーのため、安心して使えます。

 中古iPhoneはフリマアプリでも活発に取引されていますが、個人的にはオススメしません。端末の状態の基準があいまいで、写真や紹介文だけでは状態が判別できません。SIMロックやネットワーク制限についてよく理解していない出品者も多く、トラブルも多いです。

 筆者も以前にドコモ版でネットワーク制限〇と書かれた端末を購入したら、実際はソフトバンク版でネットワーク制限△だったことがありました。フリマアプリの方が安い場合も多いですが、iPhoneはそもそもが高額商品なので、知らない個人と取引するより、少々高くても安心して買えるところで買った方がいいでしょう。

 なお、iPhone 15シリーズはUSB端子がType-Cになりました。iPhone以外にType-Cの製品を持っている場合は、スマホをiPhone 15シリーズにすればUSBケーブルを1種類にまとめられるというメリットがあります。iPhoneは全体的な性能が高いため、型落ちのiPhoneでも当面は使えると思いますが、今後Type-Cが主流になっていく中でLightningケーブルを使い続けることになる点に注意が必要です。気にならない人は気にならないと思いますが、ケーブルが1種類で済むのはメリットが意外に大きいです。

 以上、型落ちのiPhoneをお得に購入する方法の解説でした。自身の用途に応じて、お得にiPhoneを購入してくださいね。

著者プロフィール

シムラボ

 「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。

・Twitter(現X):@simlabo_jp

・サイト:https://www.simlabo.jp/

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