Infoseek 楽天

日本の「Pixel 9」「Pixel 8」シリーズは世界で何番目に安い? MM総研が調査

ITmedia Mobile 2024年8月27日 16時5分

 MM総研は、8月27日に世界22の国/地域を対象に米グーグルのスマートフォン「Pixel」の販売価格調査の結果を発表した。

 対象モデルは「Pixel 9(128GB)」「Pixel 9 Pro(256GB)」「Pixel 9 Pro XL(512GB)」「Pixel 9 Pro Fold(256GB)」「Pixel 8a(128GB)」「Pixel 8(128GB)の計6モデル。比較分析は、Google Storeでの直販価格に各国通貨と円の為替レートを用いた円換算ベースの金額としている。

 調査の結果、日本での販売価格は以下の通り。Pixel 9は22カ国の中で台湾に次いで2番目に安く、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは3番目に安く、Pixel 9 Pro Foldは最も安い国となった。また、Pixel 8aは最安、Pixel 8は2番目に安かった。

・Pixel 9:12万8900円

・Pixel 9 Pro:17万4900円

・Pixel 9 Pro XL:21万2900円

・Pixel 9 Pro Fold:25万7500円

・Pixel 8a:7万2600円

・Pixel 8:11万2900円

 日本を除く安値の国はGoogleが本社を構える米国、台湾、オーストラリア、シンガポールといった東アジアやオセアニア地域となった。一方、最高値はノルウェーや英国などの欧州の国になる。

 Pixel 8は、発売から約1年の間に各国プロモーションやセールによって価格が変動。為替による影響で順位変動があるものの3位内での推移が目立つが、各国でキャンペーンの影響で2024年4月には日本の順位は11位まで後退した。

 国や地域で価格設定が異なるPixelの購入のしやすさを比較するため、それぞれの国のPixel 9の販売価格が年間の平均賃金に占める比率をPixel指数として算出した。同指数は値が小さいほど、Pixelが購入しやすいといえる。

 日本のPixel指数は2.05%で、22カ国のうち指数の小さい順で17番目、大きい順では6番目となり、購入しやすさでは下位だった。最も小さいのはシンガポール(0.7%)、2番目は台湾(1.11%)、3番目は米国(1.13%)で、最も大きいのはチェコ(2.89%)、2番目はポルトガル(2.83%)、3番目はポーランド(2.66%)の順となった。

 MM総研の国内スマートフォンの出荷台数調査(2023年度通期)では、Pixel シェアは11.0%と前年度比6.4ポイント増に。販売チャネルはソフトバンク、au、NTTドコモの他、2024年度に入ってからはUQ mobile、Y!mobileでの販売も開始した。日本のスマートフォン市場は50%超がiPhoneで、人口も減少傾向の中でスマートフォンの新規ユーザー獲得も困難になっている中、目的達成のためにはiPhoneユーザーを獲得することが重要だとしている。

この記事の関連ニュース