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iPhone 16シリーズ4モデルは何が違う? サイズ、カメラ、ストレージなどの仕様を整理

ITmedia Mobile 2024年9月12日 12時1分

 Appleは9月10日未明、最新スマートフォン「iPhone 16」シリーズを発表した。ラインアップは「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」の4モデル。ここでは、この4モデルの違いについて比較しながら確認していこう。

●4モデルとも異なるディスプレイサイズ

 まず、iPhone 16シリーズで大きく変わったディスプレイサイズからチェックしたい。iPhone 15シリーズでは、無印のiPhone 15とiPhone 15 Proが6.1型、iPhone 15 PlusとiPhone 15 Pro Maxが6.7型で、サイズ的には2種類しかなかった。しかしiPhone 16シリーズでは、以下のように4モデルとも画面サイズが異なっている。

・iPhone 16(6.1型)

・iPhone 16 Plus(6.7型)

・iPhone 16 Pro(6.3型)

・iPhone 16 Pro Max(6.9型)

 画面サイズが異なるといっても、iPhone 16とiPhone 16 Pro、iPhone 16 PlusとiPhone 16 Pro Maxではそれぞれ縦に2mmほど大きくなるだけで、横幅はほとんど同じだ。また、iPhone 15シリーズから変わらず、常時表示と最大120HzのアダプティブリフレッシュレートはProモデルのみの対応となる。

●アクションボタンとカメラコントロールは4モデル共通

 従来、Proモデルにのみ搭載されていたアクションボタンだが、iPhone 16シリーズでは全てのモデルに搭載された。消音モードやカメラの起動、ボイスメモなどよく使う機能を割り当て可能だ。

 また、iPhone 16シリーズで新搭載された「カメラコントロール」も4モデル全てが対応する。タッチセンサーになっており、クリックしてカメラを起動、もう一度クリックすると写真を撮影。軽くタップしてズームなどのコントロールを開き、そのまま指をスライドして設定を変更できる。

 年内にはカメラコントロールでビジュアルインテリジェンスが利用可能になる。例えばお店の看板を撮ってマップの情報を表示したり、目の前のものをGoogle検索したり、宿題の内容をChatGPTに質問したりできる。

●ProモデルはA18 Proを搭載

 iPhone 16とiPhone 16 Plusは、前モデルのA16 Bionicから2世代アップデートし「A18」を搭載する。生成AIモデルに最適化された16コアのNeural Engineを搭載しており、A16 Bionicよりも最大2倍速くMLモデルを実行できるとしている。

 CPUは6コアでA16 Bionicと比較し30%高速。GPUは5コアで同じく最大40%高速化している。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングをサポートし、ソフトウェアベースのレイトレーシングと比較して最大5倍高いフレームレートを実現する。

 これまでiPhone 15 Proでしか利用できなかったAAAタイトルのゲームもプレイできるようになるとのことだ。

 一方、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、「A18 Pro」を搭載する。Apple Intelligenceに最適化したという16コアNeural Engineを搭載し、前世代のA17 Proと比較して最大20%高速化している。2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載する6コアCPUは、同じ負荷の作業をA17 Proよりも20%低消費電力で15%高速に処理できるとする。

 6コアGPUは前世代よりも最大20%高速。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングは最大2倍高速になる。

●望遠カメラとLiDARスキャナーはProモデルのみ

 アウトカメラはiPhone 16/iPhone 16 Plusが2眼、iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxが3眼なのは従来と同様。構成としては下記のようになる。

iPhone 16/16 Plus

・Fusion(広角):4800万画素(F1.6)

・超広角:1200万画素(F2.2)

iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Max

・Fusion(広角):4800万画素(F1.78)

・超広角:4800万画素(F2.2)

・望遠:1200万画素(F2.8)

・LiDARスキャナー

 空間写真は、前モデルではProモデルでしか撮影できなかったが、iPhone 16シリーズでは4モデル全てで撮影可能となった。ただし、暗い場所でも背景をぼかせる「ナイトモードのポートレート」と、標準的なRAWフォーマットの情報をiPhoneの画像処理と併用できる「Apple ProRAW」は引き続きProモデルでのみ利用できる。

 外部ストレージへの記録時に最大4K、120fpsのProResビデオ撮影ができるのもProモデルだけだ。

●ストレージ1TBはProモデルのみ

 ストレージも4モデルで異なっている。iPhone 16/16 Plusでは1TBが用意されておらず、128GB/256GB/512GBの3種類から選ぶ。iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxでは1TBも選べるが、iPhone 16 Pro Maxに128GBの選択肢はない。具体的な構成は以下の通り。

iPhone 16/16 Plus

・128GB

・256GB

・512GB

iPhone 16 Pro

・128GB

・256GB

・512GB

・1TB

iPhone 16 Pro Max

・256GB

・512GB

・1TB

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