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「iPhone 16シリーズ」を購入したらやるべき5つのこと ケースは使う? 充電器はUSB Type-CでSIMカード変更の可能性も

ITmedia Mobile 2024年9月21日 8時5分

 9月20日に発売された「iPhone 16シリーズ」。2年に1回機種変更をするユーザーなら、「iPhone 14シリーズ」から買い換えるというケースも多いだろう。すると「USB Type-Cへの乗り換え」「SIMカードの変更」と、買い換えに当たって大きな変更が2つも存在する。

 他にもiPhone 16シリーズを購入する(買い換える)に当たって気を付けるべき点があるので、大きくまとめて“5つ”紹介したい。

●充電端子は「USB Type-C」です

 iPhone 14シリーズ、あるいはそれ以前のiPhoneからの機種変更をする際は充電(外部接続)端子が『USB Type-C』になっていることに気を付けたい。ケーブル直結式でない限り、今まで使っていたUSB充電器(ACアダプター)は流用できるものの、充電に使うケーブルは取り換える必要がある。

 iPhone 16シリーズには、USB Type-C to USB Type-Cケーブル(USB 2.0規格)が1本付属する。USB Type-C端子付きの充電器ならこのケーブルを使って充電可能だが、そうでない場合はケーブルを買い直すか、充電器を買い換える必要がある。

 充電器の買い換えを検討する場合、USB PD(Power Delivery)に対応するものを用意すれば、充電スピードを向上できる。Apple Storeでは、20W出力のACアダプターを2780円、30W出力のアダプターを4800円で販売している。MagSafeによる非接触充電をしたい場合は、別途「MagSafe充電器」を6480円で購入したい。

 なお、MagSafe充電器を利用する際は、30W以上の出力に対応する充電器の利用が推奨されている。

●ケースや保護フィルムの買い換えが必要

 iPhone 16シリーズは、従来iPhoneのカメラの形状などが異なるため、ケースや保護フィルムも買い換える必要がある。

 9月20日から順次、各社からiPhone 16シリーズ対応のアクセサリーが発売されている。例えばエレコムは、エアーバッグ内蔵型ケース「MUBRAIN」やMagSafe対応ケース「MAGKEEP」などのケースに加え、ガラスフィルムも販売している。

 レイ・アウトはカメラ保護フィルムやカバーを販売する。保護フィルムはPETシールで、カバーは硬度10Hのガラスフィルムとなっている。

 iFaceは耐衝撃ケースや保護フィルムを販売する。保護フィルムについてはiPhone 14シリーズ以降のものが流用可能だが、「Pro」以上のフィルムのみ取り扱っている。

●イヤフォンは付属せず USBか? Bluetoothか?

 iPhone 16シリーズにはイヤフォンが付属しない。これも、必要に応じて購入する筆ようがある。

 近年は100円ショップ(ダイソーなど)でも、USB Type-Cを使用する有線イヤフォンを販売している他、BluetoothイヤフォンならAirPodsの使用も視野に入る。またUSB Type-Cからステレオ端子に変換するアダプターを使用すれば、PCやこれまでのAndroidスマホなどで使っていた有線イヤフォンを使用できる。

・ダイソーで550円の「(USB)Type-Cイヤホン」を試す 万が一に備えた代替品としては十分だが、音がちょっと気になる

 USB Type-Cから3.5mmステレオミニ端子へ変換するアダプターは、大手であればバッファローが販売している。DACを搭載しており、3極/4極ともに対応する。

●SIMカードはnanoSIMまたはeSIMを使用 キャリアによっては要交換

 iPhone 16シリーズはnanoSIMカードまたはeSIMに対応している。iOS 16以降をインストールしたiPhoneを使用している場合、eSIMの「クイック転送」も利用可能だ。ただし、クイック転送を使用した場合、それまで使っていたiPhoneでは通信機能を利用できなくなる。

 引き続きnanoSIMカードを使う場合、以前の機種や契約内容によってはカードの交換(再発行)が必要になることがあるので、カードを交換せずに使えるかどうかは、契約しているキャリアに問い合わせてみてほしい。

・iPhone で eSIM クイック転送を使う

●バックアップはiCloud? それともPC?

 現在使っているiPhoneのバックアップは取っているだろうか。取っていなければ早めにiCloudか、PCでバックアップを取った方がよい。

 iCloudは標準で5GB、iCloud+なら50GB~12TBのストレージを有料で利用できる。料金は50GBで月額130円、12TBで月額7900円だ。

 PCを持ってる人は、PCでデータの保存用に使っている大容量のHDDなどに「iTunes」をひも付けておくとよい。筆者はPCに2TBのHDDを増設し、そこにiPhoneで撮影した写真などをバックアップデータと共に保存している。

 iPhoneを既に使用していてデータの移行を伴う初期設定を行う場合は「クイックスタート」が便利だ。現在のiPhoneと新しいiPhoneの両方を同じWi-Fiに接続して近づけておくだけでデータの移行が完了する。

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