iPhoneユーザーにとって、ロック画面の下部に表示されるアイコンを長押ししてフラッシュライトやカメラを素早く起動する操作はおなじみだろう。この機能のショートカットアイコンは「コントロール」と呼ばれている。
従来は2つの機能に限定されていたが、9月16日にリリースされたiOS 18では、このロック画面のコントロールを初めてカスタマイズできるようになった。本記事では、このカスタマイズの具体的な手順について解説しよう。
●ロック画面のカスタマイズ画面を開こう
ロック画面のコントロールをカスタマイズするには、ロック画面が表示された状態で画面を長押ししよう。すると、左右スワイプなどでロック画面を変更できる設定画面が起動する。続いてカスタマイズしたいロック画面を選択し、画面下部の「カスタマイズ」をタップする。
「壁紙をカスタマイズ」という画面が開き、「ロック画面」と「ホーム画面」の選択肢が表示されるので、「ロック画面」を選ぼう。これで、ロック画面のカスタマイズ画面が表示される。
●ロック画面のコントロールをカスタマイズしよう
コントロール(アプリをショートカット起動するアイコン)は、デフォルトでは左にフラッシュライト、右にカメラが割り当てられている。この状態では新たに機能を割り当てられないので、アイコンの左肩に表示される「ー」をタップすることで、これらを削除しよう。
そして、コントロールが配置されていない部分に「+」が現れるので、これをタップする。配置できるコントロールの一覧画面が表示されるので、そこから割り当てたい機能を選択しよう。スクロールしてアイコンを探しても良いし、上部の「コントロールを検索」欄にキーワードを入力して、該当する機能のコントロールを検索してもよい。
例えば、「翻訳」を配置しておけば、海外渡航時などに翻訳アプリを素早く起動しやすくなる。また「リモコン」を配置しておけば、リビングなどでApple TVの操作をiPhoneからスマートに行いやすくなるといった具合だ。
なお、こうしたコントロールの配置は、使用するロック画面ごとにカスタマイズ可能だ。職場や学校などで使うロック画面、プライベートの日中に使うロック画面、就寝時間間際に使うロック画面など、利用シーンごとのロック画面を作成し、以前から提供されている集中モードの設定や、ウィジェットの配置とともに、適したセットを整えておきたい。
例としては、就寝時に使うロック画面を作成し、その選択時には「おやすみモード」が適用されるようにしておくようなカスタマイズがイメージしやすいだろう。ウィジェットでは、Apple Watchのバッテリー残量や、明日の起床時刻が表示されるようにしておき、コントロールには、フラッシュライトとアラームなどを割り当てておけば、夜間帯により使いやすくなるはずだ。