2024年秋、iPadOS 18で初めて純正の「計算機」アプリが登場したことにスポットライトが当たったが、実はiOS 18の計算機アプリでも自動算出機能などが利用できる。
本記事では、そんなiOS 18の計算機アプリで覚えておきたい3つのポイントを紹介していく。
●(1)自動計算はテキスト入力で
iOS 18の計算機アプリでは、「計算メモ」機能が利用できる。同機能は、数式の解を自動で算出したり、計算式からグラフを挿入したりできる。
操作手順は、「計算メモ」画面を開く必要がある。計算機アプリ画面の左下にある電卓のアイコンをタップし、表示されるメニューから「計算メモ」を選択しよう。「メモ」アプリの一覧のような画面が表示されるので、新規の計算メモを作成し、そこに計算を書き込めば良い。
なお、計算メモの機能は、テキストデータでの入力にも、手書きでの書き込みにも対応している。ただし、iPhoneの小さなディスプレイでは手書き入力が難しいので、テキストでの入力が向いているだろう。どちらの場合も、変数の使用や、グラフの挿入などに対応する。
●(2)関数電卓は端末を横に倒しても表示されない
かつてはiPhoneの計算機を表示して、端末を横に倒して画面を回転させると関数電卓機能が表示されるというTipsがあったが、iOS 18の計算機アプリでは、画面を横回転させても関数電卓機能は表示されない。
その代わりに左下に表示される電卓アイコンをタップして、「科学計算」を選択することで、関数電卓機能が使えるようになっている。平方根や三角関数などを使用する場合には、これを活用しよう。
●(3)外貨換算は計算機だと何度も行いやすい
海外渡航の際には、ドルと円の換算など、外貨の価値を概算する作業が度々あることだろう。Siriやブラウザでの検索を活用するのももちろん良いが、店頭で毎回となるとおっくうだ。一方「計算機」アプリで、「換算」のスイッチをオンにしておけば、入力した数値を元に、指定の通貨間での値を自動で変換してくれる。
操作例としては、ここでは電卓アイコンをタップして、「換算」のスイッチをオンにし、ここでは「基本」をタップして、元の計算機の画面に戻しておく。数値が入力できる欄が2段に変わっているので、上部をJPY、下部をUSDなどにしておこう。片方に数値を入力すると、もう片方に変換後の値が自動で表示される。
なお、換算機能は、計算式にも対応している。例えば、3.6ドルの商品を6個買うと大体何円になるのか、と知りたい場合には、USDの欄に3.6×6と入力すれば良い。
ちなみに、過去の計算結果を知りたい場合には、左上の箇条書きのアイコンをタップすると一覧で表示される。こちらも合わせて覚えておこう。