中国Huaweiは11月26日(現地時間)、深センで開催した製品発表イベントで、新フラグシップスマートフォン「Mate 70」シリーズを発表した。OSにはAndroidではなく、独自の「HarmonyOS Next」を搭載する初のスマートフォンだ。中国以外での発売については発表されていない。
HarmonyOS NextはネイティブHarmonyOSアプリを実行するためだけに構築されており、AOSP(Android Open Source Project)のコードは含まれていない。つまり従来のAndroidアプリは利用できない。現在、約1万5000のHarmonyOS Next対応アプリがある。
Mate 70シリーズは、Mate 70、Mate 70 Pro、Mate 70 Pro+、Mate 70 RSの4モデル構成。円形に突き出たカメラユニットがあり、Mate 70 Proは前面に3つのパンチホールがある。1つは自撮りカメラ用で、残りの2つは生体認証ロック解除とジェスチャーベースのナビゲーション用。これらのモデルのディスプレイは4辺が湾曲したデザインだ。
米国による禁止措置以降、Huaweiはハードウェアのスペックについて詳細を公表していないため、プロセッサなどの情報は不明だ。
中国での販売価格は、Mate 70は5499元から、Proは6499元から、Pro+は8499元から、チタン製のRSは1万1999元から。
Huaweiはまた、折りたたみ型の「Mate X6」も発表した。内側のディスプレイは7.93インチ、外側は6.45インチで、厚みは折りたたんだ状態で9.85mm、開いた状態で4.6mmだ。価格は1万2999元。