Samsungが10月に発表した「Galaxy Z Fold Special Edition」は、折りたたむと約10.6mm、開くと約4.9mmというGalaxy史上最薄のフォルダブルです。このモデルは韓国のみ発売されましたが、中国では「Samsung W25」として、11月から販売が始まりました。
Samsung Wシリーズは、心系天下というブランドで知られる高級モデルです。Galaxyシリーズとは別に毎年冬に発売されます。ここ数年は折りたたみのGalaxy Zシリーズをベースとしたモデルが出ており、11月7日にSamsung W25と「Samsung W25 Flip」が登場しました。なお、W25 Flipのベースは「Galaxy Z Flip6」です。
Samsung W25は例年通りなら7月に発表された「Galaxy Z Fold6」をベースとするはずですが、Galaxy Z Fold6のすぐ後に出たHONORの「Magic V3」が世界最薄のフォルダブルとなり人気が急上昇。サムスンとしても薄型モデルで対抗する必要が出てきたわけです。
ではSamsung W25のベースとなるGalaxy Z Fold Special Editionとはどのように違いがあるのでしょうか。両者を比較してみました。まず基本スペックは両者同等です。プロセッサ、カメラ、バッテリー、本体サイズは変わりません。一方で本体の外装の仕上げに差があります。
Samsung W25はフレームをゴールドカラーにすることでラグジュアリー感を高めています。これは過去の心系天下シリーズでも同様で、特に中国ではゴールドとブラックの組み合わせは高級モデル向けのカラーとして人気があります。
ヒンジの反対側から見ると、薄さがより分かるでしょう。角をシャープに出していることから薄さがより際立って見えます。
なお、両モデルは側面と背面に仕上げの差があります。ヒンジ部分を除く側面の3辺のフレームは、Galaxy Z Fold Special Editionがラインを入れた仕上げ、Samsung W25は格子状の仕上げです。色の違いもあって両者の印象はだいぶ異なります。
背面はSamsung W25がガラス仕上げで、下部側に「心系天下」のロゴが入っています。Galaxy Z Fold Special Editionと大きく異なる部分です。ちなみに付属のケースもSamsung W25と同様にロゴの入った特別仕様になっています。
Samsung W25も中国では人気が高く、発表と同時に注文が殺到したそうです。