ソフトバンクとサムスン電子ジャパンは1月23日、ソフトバンクが約10年ぶりにGalaxyシリーズを取り扱うことを発表した。2月14日にフラグシップモデル「Galaxy S25」シリーズを発売する。
ソフトバンクによるGalaxy製品の取り扱いは、2015年発売の「Galaxy S6 edge」以来となる。販売方針の転換などから、以降約10年にわたってサムスン製スマートフォンの取り扱いを中断していた。
●Galaxy S25とGalaxy S25 Ultraを取り扱い 「新トクするサポート(プレミアム)」適用でお得に
今回取り扱う機種は「Galaxy S25」と「Galaxy S25 Ultra」の2モデル。Galaxy S25は「アイシーブルー」「シルバーシャドウ」「ネイビー」「ミント」の4色展開で、いずれも256GBモデルを用意する。
Galaxy S25 Ultraは「チタニウム シルバーブルー」と「チタニウム ブラック」の2色で、256GBと512GBの2つのストレージ容量を用意する。発売は2024年2月14日で、予約受付は1月31日から2月13日まで実施される。
Galaxy S25の価格は12万9888円(税込み、以下同)。新トクするサポート(プレミアム)を適用して48回払いにすると、1~12回の支払い額が月3円となる。早トクオプション料金として2万2000円を支払い、13カ月目に返却すると1年間実質2万2036円で使用できる。別途あんしん保証パックサービスに加入する必要がある。
Galaxy S25 Ultraの価格は21万5568円。新トクするサポート(プレミアム)を適用して48回払いにすると、1~12回の支払い額が月1980円となる。早トクオプション料金として2万2000円を支払い、13カ月目に返却すると1年間実質4万9060円で使用できる。別途あんしん保証パックサービスに加入する必要がある。
Galaxy S25シリーズは、次世代のAI機能「Galaxy AI」を搭載した最新フラグシップモデル。複数のアプリを連携させて1回の指示で操作できる「Cross App Action」や、ユーザーの行動パターンを学習して必要な情報を自動でまとめる「Now Brief」など、AIを活用した新機能を多数搭載している。
●「Galaxy Buds3 Pro」「Galaxy Watch7」「Galaxy Ring」も展開
さらに、SB C&Sが、ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds3 Pro」、スマートウォッチ「Galaxy Watch7」を発売する。指輪型のウェアラブルデバイス「Galaxy Ring」も取り扱い、2サイズ2色で展開する。スマートフォンとウェアラブルを組み合わせた製品戦略で、ユーザー層の拡大を図る。いずれも2月14日に発売する。
2月25日からはサムスンの決済サービス「Samsung Wallet」が日本でサービスを開始。ソフトバンクグループのQRコード決済サービス「PayPay」に対応することも発表された。Samsun Walletはクレジットカードやポイントカード、交通系ICカードなどを1つのアプリで管理できる機能を提供するアプリで、PayPayはショートカットの表示という形で対応する。
サムスン電子の担当者は「国内最大級のユーザー基盤を持つソフトバンクとの協業により、モバイル市場とAI市場をさらに盛り上げていきたい」とコメントしている。
なお、NTTドコモとKDDIでもGalaxy S25シリーズの取り扱いが発表されており、大手キャリア3社での展開となる。サムスン電子は日本市場での存在感をいっそう高める構えだ。