米Googleは1月23日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 16」の最初のパブリックβ版を公開した。専用サイトからシステムイメージをダウンロードし、インストールできる。対応する端末は、「Android 15」と同じ、Pixel 6以降のPixelシリーズだ。
一般ユーザーもインストールできるが、あくまでもフィードバック用であり、端末の正常な動作を阻害するエラーや欠陥が含まれているおそれがあるので注意されたい。
本稿では主に一般ユーザー向けの新機能を紹介する。
大画面や折りたたみでもアプリが最適表示に
Googleはアプリ開発者に対し、サイズ変更時にアプリがどのように動作するかを確認し、可能であればアダプティブレイアウトを実装することを推奨。これを実装したアプリでは、ユーザーが画面のサイズ変更が可能になる。
iOSの「ライブアクティビティ」のような「Live Update」
宅配やタクシーアプリなどの通知をロック画面に表示する「Live Update」機能が追加される。iOSの「ライブアクティビティ」とほぼ同様のものだ。
Advanced Professional Video(APV)のサポート
Advanced Professional Video(APV)コーデックのサポートで、動画品質が上がる。
APVは韓国Samsungが開発したコーデックで、ほぼロスレスな動画品質を提供し、画質の大幅な劣化なしに複数のデコードと再エンコードが可能になるとしている。
Android 15は昨年10月にリリースされた。その後Androidのリリースサイクルが変更され、Android 16の公式版は6月ごろにリリースされる見込みだ。