vivoのゲーミングスマートフォンシリーズ「iQOO」の最上位モデルとして、「iQOO 13」が中国で発売になりました。Snapdragon 8 Eliteを採用し、高性能なトリプルカメラも搭載しています。
iQOO 13の前モデルは、約1年前に発売された「iQOO 12」「iQOO 12 Pro」です。前モデルでは無印とProという2モデル構成でしたが、本製品でProは無くなりました。前モデルの2機種との違いはディスプレイ性能程度だったので、iQOO 13では分かりやすいように1モデル展開に戻したのかもしれません。バッテリー容量は6150mAhで、iQOO 12 Proの5100mAhから大幅に増えています。
今回は中国モデルを深センでチェックしてきました。OSはAndroid 15ベースの「OriginOS 5」を搭載しています。アイコンがよりグラフィカルで、視覚的にも見やすい一方、癖があるため好みがはっきり分かれるOSとも言われています。
本体のカラーバリエーションは数色ありますが、イチオシとして展示されていたのは、BMW M Motorsporsとのコラボモデルです。ホワイトのボディーに同社のトレードカラーでもあるトリコロールを入れています。iQOOの数字型番モデルは、ここ数年このコラボモデルが毎回ラインアップされています。
その他にはホワイト、グリーン、グレ-と、オーソドックスなカラーバリエーションを提供しています。選ぶならやはりBMWモデルでしょうか。ちなみに筆者の住む香港の中古スマートフォンショップでも、iQOO数字モデルの中古品は圧倒的にこのカラーが多く、人気になっています。
カメラは5000万画素広角、5000万画素超広角、5000万画素2倍望遠を搭載しています。前モデルでは望遠に3倍のペリスコープ式が採用されていましたが、iQOO 13では一般的なレンズに変更になりました。その効果もあってか本体の厚みは約7.99mmと、8mmを切っています。
カメラのベゼル部分はライトが内蔵されており、通知に合わせて光ります。点滅パターンなどのカスタマイズもできるとのこと。中国での価格は3999元(約8万6000円)、高性能かつコスパに優れ、しかもカッコいいボディーであることからvivoの製品の中でも話題のモデルになっています。