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AndroidとPixelに2月の月例更新 悪用されている可能性のある脆弱性も修正

ITmedia Mobile 2025年2月5日 9時47分

 米Googleは2月4日(現地時間)、AndroidとPixelの月例ソフトウェアアップデートの2025年2月版を公開した。Pixelシリーズではセキュリティ修正に加え、バグ修正と改善も含まれる。なお、Pixel Watchに関してはバグ修正や改善の告知はない。

 セキュリティ関連は、Android全体では「致命的」1件を含む47件の脆弱性が、Pixelでは「高い」1件の脆弱性が修正される。Android全体では、実際に悪用されている脆弱性も修正される。

 悪用されているという脆弱性「CVE-2024-53104」は、USBビデオクラス(UVC)ドライバと呼ばれるカーネルコンポーネントにおける権限昇格が問題となっている。Googleは、「限定的かつ標的を絞った悪用を受けている可能性があるという兆候がある」としている。

 また、「致命的」とされている「CVE-2024-45569」は、QualcommのWLANコンポーネントの重大な欠陥で、これもメモリ破損につながる可能性があるとしている。

 Pixel端末のバグ修正と改善は以下の2点。Bluetoothについての修正の対象は、Pixel 9シリーズのみだ。

・特定の条件下で、「Android Auto」で生じるオーディオ出力の問題の修正

・特定のBluetooth端末や周辺機器が不定期に接続できなくなる現象の修正

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