ファーウェイ・ジャパンが2月7日、血圧計を内蔵したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」の一般販売を開始した。価格は6万280円(税込み、以下同)。
HUAWEI WATCH D2は、2024年12月6日にクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で支援の受付を開始。その約1カ月後の2025年1月8日には、累計支援額が1億円を超え、1月30日には支援人数3199人、支援総額1億6000万を達成。これはファーウェイ・ジャパンの予想を上回る結果で、好評を受けて一般販売を決定した。
HUAWEI WATCH D2は、日本の管理医療機器認証を取得した血圧計を内蔵しており、手首に装着することで血圧を測定できる。先代モデル「HUAWEI WATCH D」からの進化点として、日中と夜間に自動で血圧を測定できる自動血圧モニタリング機能を備えている。また、日本のプログラム医療機器の承認を得た心電図機能も搭載している。
ディスプレイは先代の1.64型よりも大きな1.82型の有機ELを搭載する。本体+ベルトは10%軽くなり、ベルトの幅は12%スリムになった。本体内部にはマイクロポンプを備えており、ベルトと一体化されたカフに空気を送り込む。カフの圧迫が夜間でも気にならないよう、高周波数の振動や騒音を抑え、先代よりもより静かかつ高精度に測定できるようになったという。
頻繁に血圧を測定しても変形しないよう、ベルト部分には耐久性の高い高分子素材を採用し、それをフルオロエラストマーで挟み込むサンドイッチ構造も採用している。ベルトのカラーはブラックとゴールドのみだが、ホワイトやグリーンのベルトも今後数カ月以内に発売する予定だ。本体はIP68の防水・防塵(じん)にも対応する。
手動での血圧測定に加え、あらかじめ設定した間隔で自動測定ができる。初期状態では30分間隔だが、15分、20分、30分、45分、60分の間隔に変更できる。設定した時間になるとカウントダウンが始まり、8秒後に測定がスタートする。測定は約30秒で完了する。正しく計測するには、装着したHUAWEI WATCH D2を心臓の高さまで持ち上げ、手のひらを広げて力を抜いた状態を保つ必要がある。
血圧測定に加え、睡眠モニタリング、心拍数、血中酸素レベル、体表面温度、ストレスレベルなどの健康状態を管理できる機能も用意している。測定した各種データは、「HUAWEI Health」アプリの「ヘルスケア共有」機能から、家族などに共有できる。
HUAWEI WATCH D2はビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの量販店、AmazonやHUAWEI公式サイトなどのECサイトに加え、血圧計が管理医療機器認証を取得したことから、ウエルシアや新生堂薬局などのドラッグストアでも扱う。
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