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ヤマップ、「日本一道迷いしやすい登山道 2024」発表 登山者の投稿と軌跡データを活用

ITmedia NEWS 2024年6月19日 13時13分

 登山アプリ「YAMAP」を運営するヤマップ(福岡県福岡市)は6月14日、迷いやすい登山道を調べた「日本一道迷いしやすい登山道 2024」を発表した。日本を8つのエリアに分け、各エリア3カ所ずつ選定した他、特に注意が必要な道迷い地点3カ所を紹介している。

 YAMAPが持つ機能を活用。ユーザー同士で山の中の道迷いしやすい場所などの注意情報を共有する機能「フィールドメモ」の記録の中から、「迷いやすい」タグの密集地点をエリアごとに抽出し、登山者の軌跡データ(GPS)を確認することで選定した。調査期間は2023年5月1日から24年4月30日まで。

 発表によると、北海道・東北エリアでは青麻山(宮城県)、関東エリアでは硯岩(群馬県)、北陸エリアでは黒部峡谷(富山県)、甲信越エリアでは蛇峠山(長野県)、東海エリアでは御在所岳(三重県)、近畿エリアでは如意ヶ岳(京都府)、中国・四国エリアでは眉山(徳島県)、九州・沖縄エリアでは金山(福岡県)が、それぞれ1位となった。

 また特に注意が必要な道迷い地点として、東京都の「鷹ノ巣山」、京都府「如意ヶ岳」、広島県「宮島・弥山」をピックアップ。ユーザーのコメントを交えて紹介している。

 ヤマップは2021年から毎年「「日本一道迷いしやすい登山道」を発表している。結果は山道の維持管理に取り組む自治体や山岳団体などにも共有し、標識の設置など安全対策を呼びかけていく。

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