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無料で使える多機能カメラアプリ「Blackmagic Camera」に、待望のAndroid版が登場

ITmedia NEWS 2024年6月24日 15時4分

 プロフェッショナル向け映像機材を開発・提供する豪Blackmagic Designは6月24日、動画撮影に特化した無料のカメラアプリ「Blackmagic Camera」のAndroid版を公開した。同社のハイエンドカメラで使用しているUIをスマートフォン用にアレンジ。幅広い設定が可能な他、「DaVinci Resolve」など、同社の他製品群との連携機能も提供する。

 Blackmagic Cameraは、2023年9月に登場したカメラアプリ。無料でありながらシャッタースピードやISO、フレームレート、ホワイトバランスなどを細かく調整できる他、フォーカスピーキング、ヒストグラム、録音レベル、フレームガイド、3D LUTモニタリング機能などを備える。当初はiOS版のみのリリースのみだったが、「2024 NAB Show」でAndroid版を予告していた。

 対応スマートフォンは、韓国Samsung ElectronicsのGalaxyシリーズと、米GoogleのPixelシリーズ。対応スマートフォンであれば最大8K、H.264/H.265で収録でき、自動プロキシの生成にも対応。縦撮影の他、スマートフォンを縦に持ったまま横のアスペクト(16:9)で撮影できるステルスモードも利用できる。時刻/撮影時間に基づくタイムコード記録、VU/PPMオーディオメーターなども備える。

 Blackmagic Cloudを使ったクラウド連携機能もある。撮影したクリップをモバイル回線/Wi-Fiでクラウドに転送することで、編集者が遠隔地にいる場合でもDaVinci Resolveですぐに編集作業に移れる。チャット機能もあり、Blackmagic Cameraアプリ内で編集者とのやり取りが可能だ。

 同社は、Blackmagic Cameraについて「受賞歴のあるデジタルフィルムカメラと同じオペレーティングシステムをベースとしたこれらのプロ仕様の機能は、Androidを使用するコンテンツクリエイターたちに劇場映画、テレビ番組、ドキュメンタリーで使用されるのと同じツールを提供する」としている。

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