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「ChatGPT」まだ使ってる? 生成AI市場激戦、一強時代は終わるのか

ITmedia NEWS 2024年7月8日 12時19分

 ITmedia NEWS Weekly AccessTop10(6月29日~7月5日)

1 熊本県で新鉱物「不知火鉱」を発見 産地は“日本唯一のプラチナ系砂白金鉱床” 東大物性研らが発表

2 KADOKAWAグループ、セキュリティエンジニア募集中 最大年収800万円 「0→1を経験」

3 招待限定だった「楽天ブラックカード」、申込受付を開始 利用条件クリアで獲得可能に

4 ファミマ「著作権侵害には該当しない」 公式Xの投稿画像にウォーターマークが見えるという指摘に回答

5 VTuberオーディション企画でさらに漏えい発覚 2139人の氏名など

6 KADOKAWA、クリエイターの個人情報漏えいを確認 取引先との契約書なども

7 「プッチンプリン」シリーズ、“ちょこっと”帰還 グリコ、16日から一部商品の出荷を再開

8 “Zoom退席時のマナー”が話題 カメラオフは必要か、不要か? 公式が推奨するのは「7つのマナー」

9 いらすとや、新紙幣のイラスト公開 1000円札と1万円札の「1」のデザイン違いも再現

10 「H3ロケット」3号機、打ち上げ成功 JAXA生配信で7万人超が地上からエール

 ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は6月29日から7月5日までの7日間について集計し、まとめた。

●ランサムウェアによる情報流出相次ぐ

 先週も、情報セキュリティインシデントを巡る記事が注目を集めた。トップ10にもランクインしたように、KADOKAWAグループの流出についての話題が続いた一方、それ以外の企業のランサムウェア被害の報告も相次いだ。

 中でも大きかったのは、郵送代行サービスなどを手掛けるイセトー(京都市中京区)のランサム被害だ。同社の納税通知書などの発送を委託していた愛知県豊田市や徳島県が、数十万件にも及ぶ個人情報流出を公表している。

●ChatGPTまだ使ってる?

 集計期間の都合でランク外になったが、検索AI「Perplexity」(パープレキシティ)の解説記事もよく読まれた。

 このAIは、検索に特化しており、新しい情報に強いのが特徴。時事について調べたいとき、筆者はGoogle検索よりPrplexityを使うようになった。検索対象データが最新に保たれていて鮮度が高いことや、ChatGPTより間違いが少ないことが気に入っている。

 仕事でもう一つよく使う生成AIはClaude 3だ。誤字脱字を探したり、長文を要約して概要をつかんだりする時にとても使いやすい。

 情報を知りたい時はPerplexity、文章の編集をサポートしてほしいときはClaude 3。少し前まで毎日のように使っていたChatGPTは、全く使わなくなってしまった。

 みなさんはどうだろうか?

●米国における生成AI市場の現状は?

 現状の生成AIのシェアについて、米国の事情を調べてみた。

 米SEO企業のFirstPageが7月1日に公表したブログによると、生成AIの米国でのシェアトップはChatGPTで、61.3%を占めている。2位はMicrosoft Copilot(15.6%)、3位はGoogle Gemini(13.3%)、4位はPerplexity(3.1%)、5位はClaude(2.5%)だ。

 対象の全AIがユーザーを伸ばしており、生成AI市場全体が拡大していることが分かる。ユーザーの伸び率は、2位以下が1位のChatGPTを上回っており、今後勢力図が変わっていく可能性もある。

 ……という、生成AIシェアについての情報のありかも、Perplexityに教えてもらった。Perplexityは、日本語の質問をかみ砕き、英語を含むWebの最新情報から検索して分かりやすい文章で教えてくれる。便利すぎて怖い。

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