7月17日から、iPhoneユーザーであればスターバックスのモバイルオーダーが会員登録や専用アプリのインストールなしに利用可能になる。スターバックス コーヒー ジャパンが、5月から導入していた米Appleの「App Clip」によるサービスを拡大。これまでは東京都や神奈川県などの約1000店舗でのみ提供していたが、全国の店舗に拡大する。
来店者は、店頭のコードを読み込むと、スターバックス公式アプリ「Starbucks Rewards」のインストールや会員登録なしに、Apple Clipを使ったモバイルオーダー機能が利用できる。支払はApple Payで行う。
App Clipは、2021年のiOS 14公開時に追加された“ミニアプリ”機能。通常、iPhoneアプリは端末にインストールして初めて機能するが、App Clipでは全体をダウンロードしなくてもアプリの一部機能が使える。
スターバックスでは5月からApp Clipを使ったモバイルオーダー機能を一部店舗で提供していた。ユーザーから好評だったことや、利用者の15％近くがスターバックス公式アプリをインストールするといった成果に結びついたことから、対象店舗を拡大するという。