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経産省の資料に「MAD」「星街すいせい」「SiM」「ゲッターロボ」…… 音楽ビジネスレポート「興味深い」と話題

ITmedia NEWS 2024年7月19日 19時51分

 経済産業省が7月17日に公開した、音楽ビジネスに関するレポートが話題だ。「MAD」「星街すいせい」「SiM」「ゲッターロボ」など、現在進行形で人気を集めるアーティストの名前やネット発の文化を名指しで取り上げており、ネット上では「アーティストやネット文化を国が認知しているのは面白い」といった反応が出ている。

 話題の資料は、ストリーミングが主流になりつつある現状や、SNSでの拡散がヒットの“起爆剤”となる現状を踏まえ、音楽の制作・消費・流通動向の変化を分析したもの。SNSでの“バズ”(拡散)や、バーチャルYouTuberの活動・アニメ主題歌への採用によるヒットなど消費動向の分析にはじまり、DAW(Digital Audio Workstation)やボーカロイドによる音楽制作の変化、音楽生成AIの影響などをまとめている。

 分析の中には、最近流行したアーティストや楽曲、その経路などを名指しで取り上げ、ヒットの要因を説明する部分も。例えば、SNSによってヒットした作品は「二次創作などの促進によりバズの機会を創出」した上で、バズに迅速に反応している点が共通していると解説。

 YOASOBIの楽曲「アイドル」を取り上げ「YOASOBIは『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』のMAD(編集注:既存のアニメや映像、音声を個人が再編集したもの)が盛り上がると、すぐにそのネタに被せてSNS投稿を行った」と例示した。

 他にも、海外で人気を集めるアーティストの例として米津玄師、YOASOBI、キタニタツヤやロックバンド「SiM」などを、YouTubeでのアーティスト活動を積極的に行うバーチャルYouTuberの例として星街すいせいなどを挙げている。

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