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夏バテ、自己流の対処法は6割が間違い──リンナイ調査 有効なのは「温とオフ」

ITmedia NEWS 2024年7月29日 18時36分

 猛烈な暑さが続き、体調を崩す人も多いようです。給湯器メーカーのリンナイ(愛知県名古屋市)が実施した、夏バテに関する意識調査によると、20~80代の人の78%が夏バテの経験があると答えました。しかし、自己流の対処法は6割が間違いだったそうです。どういうことでしょうか。

 夏バテとは、夏の高温多湿に体が対応できずに起こる体調不良のこと。夏バテ経験者に聞いた主な症状は「だるさ・全身倦怠感」で男女とも9割超え。また女性は「頭痛」(28%)、「めまい」(17%)など複数の症状に悩まされる人も多いようです。

 夏バテ経験者にその対処法を聞いたところ、最も多かった回答は「冷たい食べ物や飲み物をとった」で63%。「エアコンや扇風機で室温を下げた」53%、「冷たいタオルや氷で体を冷やした」34%と続きます。いずれも体を冷やす方法でした。

 しかし、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅院長は「暑さ対策に体を冷やすことは必要だが、現代の夏バテ対処法としては注意が必要」と指摘します。

 夏バテの症状改善には、急激な体温調節によって負荷のかかった自律神経の乱れを整えることが肝心。「不調を感じたらマッサージや温かい食事、入浴などで体を温めるほうが効果的。温かい食べ物や入浴で体を温め、冷たい飲み物やカフェイン、アルコールは摂り過ぎないように」(久手堅院長)。

 またストレス回避やリラックスのため、PC作業から離れる、仕事を休むなどの対処法も重要。夏バテに有効なのは「温とオフ」だそうです。

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