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意外と安いスマート扇風機、「Classic 42インチ スマートタワーファン」を自動化してみよう

ITmedia NEWS 2024年7月30日 16時42分

 暑さが厳しくなる一方の日本の夏。今年もとっくに猛暑です。そんな中で注目したいのが、スマート家電を活用した新しい暑さ対策。今回紹介するのは、「Levoit(レボイト)」ブランドの「Classic 42インチ スマートタワーファン」です。

 Levoitは、米国発の小型家電メーカー、VeSync(米国カリフォルニア州)のブランドです。タワーファンという製品名ですが、要するに背の高い扇風機です。42インチというのは、高さが42インチ(1086mm)のため。部屋に置いてみると、小さい子供1人分ぐらいの設置面積は必要になります。

 シロッコファンとDCモーターを搭載していて、送風性能は以下の通り。ファンとフィルターは簡単に外れるようになっていて丸洗いできるなど、メンテナンス性の高さも備えています。

・風の到達距離約7m

・風速7.9m/s

・風量は1から12段階まで調整可能

・首振り角度は90度、上下60度まで調整可能

 最低25dBの静音モードを使えば、就寝中やテレワーク中でも気にならないでしょう。エアコンとの併用で、より快適な環境を作り出すことができます。

 操作については、まず本体上面に操作パネルがあります。リモコンも付属していて、背面にリモコンを収納する場所もありました。つまり普通にだれでも使えるということです。

 ただし、この扇風機の良いところは、アプリ経由で一度設定してしまえば、その後は本体もリモコンも使うことなく、手も使うことなく、ファンをコントロールできるところにあります。それを支えるのがアプリと温度センサーです。

 Levoitのタワーファンには温度センサーが装備されていて、室温が上がってくるとアプリから通知がきます。要するに「暑くなってきたからファンを動かした方がいいですよ」と教えてくれるわけです。

 自動モードを設定すると、そのセンサーで計測した室温に合わせて、自動で風量を調整してくれます。温度履歴を見ることもできるので、例えば不在時の室内の温度変化を振り返ることもできます。

 そして、それをさらに快適にするのが、Alexa連携です。Google Assistantとも連携可能ですが、ここではAlexa連携で説明していきます。

 Alexa連携で何が楽になるのかというと声で操作できること。「アレクサ、タワーファンを動かして」というだけで動き出します。

 そして、Alexa連携したということは、Alexaアプリ側で定型アクションにも組み込めることができるようになります。

 例えば、私はAlexaの定型アクションで、朝Alexaにやってほしいことを順番に処理するように設定しています。こうしておくことで「アレクサ、おはよう」というだけで、朝Alexaにやってほしいことはバッチ処理できるわけです。そして、そこにタワーファンを動かす項目を1つ追加するだけで、タワーファンも自動的に動いてくれるわけです。

 お世辞にも分かりやすいとはいえず、設定が面倒なAlexaアプリではありますが、一度設定してしまえば後はほぼ自動運転ですし、必要なければ「アレクサ、タワーファンを止めて」というだけで止まってくれます。

●お財布に優しい価格設定

 ここまで話してきましたが、これが数万するような製品であれば、そりゃ今時それぐらいの機能はついてますよねとなりますよね。この製品は価格が1万6880円と意外とリーズナブルなんです。

 エアコンをぶんまわすのも、猛暑対策の1つではありますが、そこに室内の空気をまわしてくれるタワーファンを追加することで、冷房効率を向上させて、人にとってより快適な環境を実現できるはずです。もちろん、節電効果も期待できます。みなさんも、ぜひエアコンとスマートタワーファンの組み合わせで、今年の夏を乗り切りましょう。

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