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Amazon、増収増益も売上高は予測を下回る AWSは好調

ITmedia NEWS 2024年8月2日 9時36分

 米Amazon.comは8月1日(現地時間)、第2四半期(4月~6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比10%増の1479億7700万ドル、純利益は100%増(2倍)の134億8500万ドル(1株当たり1ドル26セント)だった。

 純利益には、米電気自動車企業Rivian Automotiveへの投資による営業外収益(費用)に含まれる税引前評価益4億ドルが含まれる。

 売上高はアナリスト予測を下回り、純利益は上回った(売上高は1485億6000万ドル、1株当り純利益は1ドル3セント)。

 アンディ・ジャシーCEOは発表文で「AWSの成長が継続的に再加速している」とし、「企業がインフラの近代化とクラウドへの移行を続け、生成AIの機会も活用する中、AWSは、幅広い機能、優れたセキュリティと運用性能、より大きなパートナーエコシステム(中略)などのAI機能を備えているため、お客様の第一の選択肢となっている」と語った。

 セグメント別では、クラウドサービスのAWSの売上高は前年同期比19%増の262億8100万ドルと好調だった。収益全体に占めるAWSの割合は18%。

 オンラインストアの売上高は5%増、広告は20%増。広告売り上げの大部分は、オンラインストアのスポンサー付き商品リストによるものだ。

 プライムなどのサブスクリプション事業の売上高は10%増だった。

 同四半期の設備投資は176億ドル。AIのインフラと開発のために設備投資を増やしている。

 オンラインストアの売り上げが鈍化していることについて、ブライアン・オルサフスキーCFO(最高財務責任者)は業績発表後の電話会見で、消費者がより安価な製品を選ぶようになり、平均販売価格(ASP)が下がったことが原因だと説明した。

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