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PayPay黒字化、「想定より早かった」とソフトバンク宮川社長 IPOは「急がない」

ITmedia NEWS 2024年8月6日 22時40分

 ソフトバンクの宮川潤一社長は8月6日、決算会見の席上で関連子会社のPayPay社が四半期ベースで初めて黒字転換したと報告した。「今後は収益の柱として期待している」という。

 PayPayの第1四半期連結売上高は572億円で、単独四半期で初の営業黒字化を果たした。

 宮川氏は「PayPayの黒字化は想定より早かった。ユーザーがいると一度黒字化すれば簡単には落ちないので、(今後はグループを)引っ張ってくれると期待している」と満足げ。

 また、「個人的には期待感が高まってきたかなと思う」というPayPayのIPO(株式公開)については「IPOの時期はPayPayの取締役会が決めること。(親会社としては)もう少し成長の先が見えてから大きなIPOをしてくれたほうが良いので『急がなくていいよ』と言ってる」と慎重な姿勢を見せた。

 ソフトバンクの2025年3月期第1四半期決算(2024年4~6月)は、売上高が1兆5357億円(前期比7%増)、営業利益が3039億円(同23%増)、純利益1625億円の増収増益だった。全事業セグメントで増収となり、「第1四半期単体で過去最高の決算」としている。

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