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「プチプチ」はなぜ指でつぶされるようになったのか? メーカーが25年間の研究成果を書籍化

ITmedia NEWS 2024年8月7日 12時0分

 気泡緩衝材「プチプチ」を製造販売する川上産業(東京都千代田区)は、過去25年間の研究成果をまとめた書籍「プチプチ」(マイナビ刊)を「プチプチの日」である8月8日に発売する。価格は1518円。

 大切なものを衝撃から守ることが本来の役目のはずなのに、なぜか指でつぶす癒やしグッズとしても認知されているプチプチ。同社が1000人規模のアンケートから自由記述をもとにテキストマイニングを行ったところ「つぶす」が存在感を示した。

 川上産業は「プチプチを『つぶす』ことは本来の用途である『まもる』と対を成すプチプチの用途といっても過言ではない」としている。

 書籍では、プチプチはなぜつぶされるようになったのか? なぜ粒は丸いのか? といった謎の解明とともに、梱包以外に使われる“プチプチ文化”を解説。実用性とエンタメ性を兼ね備えた内容になっているという。

 書籍をまとめたのは、川上産業が2001年に設立したプチプチ文化研究所。同研究所には、客員研究員として、かつてバンダイでプチプチをモチーフにした玩具「∞プチプチ」を開発したおもちゃクリエイターの高橋晋平さんも名前を連ねている。

 また川上産業は書籍の発売を記念して、8月8日に“四角いプチプチ”こと「スパスパ」で作ったカードケース1万個を全国の駅など19カ所で無料配布する予定だ。

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