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OpenAI、「GPT-4o」でもファインチューニング可能に

ITmedia NEWS 2024年8月21日 7時8分

 米OpenAIは8月20日(現地時間)、マルチモーダルAIモデル「GPT-4o」のファインチューニングの提供を開始したと発表した。すべての有料利用レベルのすべての開発者が利用できる。

 ファインチューニングとは、LLMに独自のデータを追加で学習させ、新たな知識を持つモデルを作り出す技術。例えば企業独自の内部データを学習させることでLLMをカスタマイズしたりできる。OpenAIのGPT-3.5やGPT-4o miniでは既に可能だ。

 ファインチューニングは、Chat-GPTのダッシュボードから開始できる。

 ファインチューニングのコストは100万トークン当り25ドルで、推論のコストは100万入力トークン当り3.75ドル、100万出力トークン当り15ドル。

 また、OpenAIは9月23日まで1日当り200万のトレーニングトークンを無料で提供中だ。

 OpenAIは、ファインチューニング済みモデルの入出力を含むデータの所有権はユーザーにあり、ユーザーがファインチューニングに使ったデータが他のユーザーに渡ったり、他のモデルのトレーニングに使われたりすることはないとしている。

 また、モデルの悪用防止のために、階層化された安全性緩和策も実装したという。

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