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「走る電マ」開発、スズキ技術者が本気で振り返る 「魔改造の夜」反省会映像が公開に

ITmedia NEWS 2024年9月9日 18時24分

 「一番苦労したのは、振動で壊れる点。全てのものが振動で壊れる」──スズキは9月6日、NHKが5月に放送したテレビ番組「魔改造の夜 電動マッサージ器 25mドラッグレース」の振り返り動画を公開した。「電動マッサージ器を魔改造して自走させる」。そんな企画に参加したスズキの技術者たちが、技術的な難所やそれを乗り越えた工夫を明かしている。

 5月放送の「魔改造の夜」は、「電動マッサージ機を、マッサージに使う振動だけで走らせる」というお題に、豊橋技術科学大学(T橋技術科学大として参加)やスズキ(Sズキとして参加)などの技術者などが挑む内容だった、スズキはマッサージ器に農機具を洗うブラシを取り付けた「DEN-RACE SOLO」を製作。25mのコースを走らせタイムを競う形で他の参加者と競い、1位を獲得した。

 今回の振り返り動画では、DEN-RACE SOLO開発に当たっての技術的課題や、それを乗り越える工夫に加え、スズキ内で魔改造の夜がどのように扱われているかが明らかに。例えば、振動で樹脂製のパーツが壊れるので、チタンで補強したエピソードや、取り組みに参加するに当たって、上司の承認は不要だった話が語られた。

 スズキは公式サイト上にも特設ページを設け、開発報告書風のページや、製品仕様風にDEN-RACE SOLOの情報をまとめたPDFファイルも掲載している。6月放送の「魔改造の夜 ワニちゃん水鉄砲 バースデーケーキろうそく消し」についても、同様の振り返り動画や特設ページを公開している。

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