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「PS5 Pro」の映像美を目の当たりにしたゲーム好きマンガ家が考えたこと 実はコスパ悪くないかも?

ITmedia NEWS 2024年9月29日 12時20分

 「東京ゲームショウ2024」(9月26~29日、幕張メッセ)が開幕しました。今年の目玉の1つである「PlayStation 5 Pro」(PS5 Pro)を試遊するため、ボクも会場に足を運びました。

 PS5 Proは「PlayStation5」(PS5)のハイスペックバージョンとでもいうべき新ハードです。GPUのアップグレードや進化したレイトレーシングなどにより、PS5を超える映像美を実現しています。

 ボクは、レースゲーム「グランツーリスモ7」(GT7)をPS5proで試遊したのですが、その映像の美しさは圧巻。車体に映る他の車や雨の日の路面の濡れ具合などがリアルに表現されており、没入感がすごかったです。GT7はPS5で未プレイだったこともあり、すっかり圧倒されてしまいました。

 会場では「FINAL FANTASY VII REBIRTH」(以下、FF7リバース)のPS5 Proによる映像も見ることができました。FF7リバースはボクもPS5でプレイしたタイトルですが、PS5 Proではとにかく背景が鮮明。近くにある花から遠くの風景までよく見えるのが印象的です。

 PS5の場合、FF7リバースを遊ぶ時はグラフィックの美しさとゲームのパフォーマンス(フレームレート)のどちらを優先するか選ぶ必要がありました。しかしPS5 Proでは11月7日に予定されているアップデートで専用の「エンハンスモード」が追加されます。グラフィック優先の画質のまま、パフォーマンス優先の操作感で遊べるイメージです。

 正直なところ、ボクは実際にPS5 Proに触れるまで「グラフィックにそこまでこだわる必要があるの?」と思っていました。でも、その映像美による没入感のスゴさを体験すると、やっぱり魅かれてしまいます。それでも、すでにPS5を持っているボクが約12万円のPS5 Proを買うかと聞かれると「買わない」と答えるでしょう。

●モンハン新作で流れが変わった?

 一方、PS5 Proに近いスペックのゲーミングPCを買うと20万円程度はかかってしまうといわれています。そして2025年2月発売の「モンスターハンターワイルズ」はPC版(Steam)の推奨スペックが高め(PS5版もプレイできたので、詳しくはマンガを読んでください)。このため、高価といわれていたPS5/PS5 Proのほうが、実はコスパが良いのではないかと見直されているようです。

 PS5 Proの価格が分かってから、SNSでは「それならPCでいいや」という意見をよく見るようになりました。でも、今後は「PCは高い。それならPS5 Proでいいや」という人も増えるのかもしれません。比較対象は他社ゲーム機ではなくゲーミングPC。PS5 Proはそんなハードのようです。

●著者紹介:サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。

●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場

漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。

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