ファミリーマートは10月2日、全国の店舗でイートインを売り場に転換すると発表した。一部媒体は「イートイン終了」と報じており、SNSでは電源などが利用できなくなるといった懸念の声も多い。ただしITmedia NEWSが同社に聞いたところ「終了とはどこにも書いていない」といい、少なくとも全ての店舗で即座に状況が変わるというわけではなさそうだ。
同社によれば、イートインが存在する約7000店舗のうち、コロナ禍の影響などでイートインが形骸化している約2000店舗で、年内をめどにスペースを売り場に変更するという。空いたスペースは衣料品や洗剤などの生活必需品の販売スペースに置き換える方針だ。他のイートインについては、約2000店舗の廃止を通した効果検証の後に検討するとした。
ただし、いわゆる“子ども食堂”のように運用しているイートインもあり、こちらは今後も残す方針という。イートインを廃止する店舗での電源（コンセント）の提供については「代替として電源だけを提供するといったことは考えていない」（同社）