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Threadsでのエンゲージメント稼ぎ投稿増加に「制御に取り組み中」と中の人

ITmedia NEWS 2024年10月8日 11時44分

 米MetaのSNS「Threads」でエンゲージメントベイト(engagement bait;いいねやシェアを増やす目的の投稿)が増えていることについて、InstagramとThreadsの責任者、アダム・モッセリ氏が10月7日(現地時間)、「制御するために取り組んでいる」とThreadsにポストした。

 Threadsのエンゲージメントベイトとは、いいねやシェア、コメントなどを増やし、エンゲージメントを高める目的のポストのことだ。例えば「このポストにいいねしてくれたら抽選でプレゼント」とか、「この写真を見て悲しいと思ったらシェアしてください」とか、質問(好きな食べ物をコメントで答えてください、など)とかのパターンがある。

 ThreadsはInstagramと同様、基本的にいいねやシェアやコメント数などの量でエンゲージメントを判断するアルゴリズムになっており、エンゲージメントが高いほどフィード(タイムライン)にポストが多く表示されるようになる。

 Xでも、「インプレゾンビ」「リプライゾンビ」などと呼ばれるエンゲージメントを高める目的のポストが問題になっている。

 モッセリ氏のポストは、米Business Insiderのジャーナリスト、ピーター・カフカ氏がThe VergeによるMetaのマーク・ザッカーバーグCEOのインタビューを引用し、「ザック(ザッカーバーグCEO)はコメントが多いほど良いコンテンツだと信じていると明言した」とポストしたことに対するコメントだ。

 モッセリ氏は「マーク(ザッカーバーグCEO)の発言は、リプライが評価される形式をTwitter(現X)が開拓したことについてであり」、「すべてのコメントやリプライが良いわけではない」とも語った。

 カフカ氏は前日、エンゲージメントベイトの例を添えて「Threadsは、こうした投稿に価値があると判断し、より多くの人に表示している」とポストした。

 モッセリ氏は具体的な対策については、いずれ説明するとしている。

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