Webサイトのアーカイブ図書館を目指す米非営利団体Internet Archiveの「Wayback Machine」が10月13日(現地時間)、暫定的に読み取り専用で再開されたと、同団体の創業者でデジタル司書を務めるブリュースター・カール氏がXにポストした。
Wayback MachineのWebサイトに、URLや単語での検索のためのバーが復活した。これまでにアーカイブされた約9160億のWebページは検索可能だ。
検索はできるが、Webページをアーカイブに追加する機能はまだない。カール氏は「再開しても安全なはずだが、さらなるメンテナンスが必要になる可能性があり、その場合はまた停止することになる」としている。
DONATEボタンも機能していないようだ(寄付ができない)。
Internet Archiveには先週、複数回のDDoS攻撃があり、日本時間の8日からアクセスしにくくなっていた。10日には完全にダウンした。
頻繁にアーカイブされているWebサイトを検索すると、最後にアーカイブされたのは10日になっている。
Internet ArchiveはDDoS攻撃とは別に、認証データベースを盗まれている。米BleepingComputerは、DDoS攻撃とデータ窃盗犯は「関連しているとは考えられていない」としている。