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インテルサットの通信衛星が静止軌道上で“分解”か 数十の破片に

ITmedia NEWS 2024年10月24日 21時38分

 米国の衛星通信会社Intelsat(インテルサット)は10月21日(現地時間)、人工衛星「intelsat 33e」が完全に失われたと発表した。原因は分かっていないが、現在intelsat 33eは数十の破片となって宇宙を漂っている。

 Intelsatによると、10月19日に異常が発生し、衛星を製造した米Boeing(ボーイング)と対応に当たった。しかし「衛星が復旧する可能性は低いと考えている」。このトラブルで、欧州とアフリカ、アジア太平洋地域の一部ユーザーに影響が出た。

 衛星やスペースデブリを追跡している英Spacefluxは19日(現地時間)、intelsat 33eが静止軌道上で“分解”し、その破片を補足したとXで報告。また22日には「約40個の破片を追跡している」と公表した。

 intelsat 33eはBoeingが設計・製造した通信衛星。2016年8月に打ち上げられ、17年1月から運用していた。

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