Xに投稿した画像はAIイラストではない──成人PCソフトブランド「オーガスト」を展開する葉月(東京都中野区)は10月25日、そんな声明を公式Xアカウント(@august_soft)で発表した。同アカウントは24日、ハロウィーン記念イラストを投稿。これに対し、一部のユーザーから「生成AIによるイラストではないか」と複数の問い合わせがあったという。
オーガストの公式Xが投稿したのは、PCゲーム「あいりすミスティリア!」に登場するキャラクター・ユーのハロウィーンイラスト。リプライには「かわいい」「高解像度版まってます」など好意的な反応示すユーザーがいた一方、イラストがぼやけてるように見える点や、ライティングや塗りに違和感があることなどを理由に「生成AIで出力したイラストではないか」と指摘するユーザーもいた。
これに対して、オーガストは25日に「こちらのイラストにつきましては弊社イラストレーターによる制作物となります。生成AIによるイラストではございません」と説明。「Xでのご回答が遅くなりましたこと誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
企業のAIイラスト使用疑惑を巡っては、テレビアニメ「プリキュア」シリーズの公式X(@precure_15th)が3月、アニメの絵柄よりも、シックなデザインのキャラクターを描いた新商品を紹介。これに対し一部のユーザーから「イラストに生成AIを使っているのではないか」と指摘が上がった。その後、プリキュア公式Xは「商品のイラストは弊社の意向により描き起こしたもので、画像生成AIを使用したイラストではない」と発表した。
このように生成AIを使っていないにもかかわらず、イラストが“AIっぽい”という理由で、物議を醸す事例が度々発生している。