Linux Foundationは10月24日、オンライン講座「Linux入門」の無料提供を始めた。Linuxシステム管理者とエンドユーザーが、Linux環境で日常業務を行うために使用するさまざまなツールと手法を一から学べるという。対象は、コンピュータの使用経験が豊富だが、Linuxは初心者であるユーザー。
約60時間のオンライン講座となっており、セルフペースで学習可能。Linuxの実用的な知識や、主要なLinuxディストリビューション、Linuxのシステム構成とグラフィカルインターフェ―ス、基本的なコマンドライン操作、Linuxの一般的なアプリケーションなどをナビゲートする方法を学べるという。講座を修了した人には、履歴書やプロフィールに追加できるデジタルバッジも送られる。
Linux Foundationは、Linuxについて「Webサーバ、クラウドコンピューティング、スマートフォン、家庭用電化製品で1番使われているオペレーティングシステム」であると説明。Linuxの実用的な知識がテクノロジーの進化とともに重要性を増しているとして、Linuxに触れる機会創出のため、講座の無料提供を始めたとしている。
Linux Foundationは、Linuxの成長促進などを目的に2000年に発足した非営利団体。現在は、資金援助やイベント、トレーニングなどを通じ、オープンソースコミュニティーへの支援などをしている。