スキマバイトサービスのタイミー(東京都港区)は11月8日、公式Xアカウントで、いわゆる“闇バイト”について注意喚起した。自社の対策を紹介した他、ユーザーに対しては怪しい求人を見かけたときには通報するよう呼び掛けた。
「怪しいと感じた求人内容があったら通報ボタンで知らせてほしい。もしも、募集の内容は通常だったものの、現場で違和感を覚えたらすぐに勤務を終了し、通報ボタンで知らせてほしい」「求人内容は、勤務日までに全件チェックする体制を構築しており、怪しい求人は掲載を止める措置を講じている」(タイミー公式Xアカウント)。同社の小川嶺CEOも、タイミー公式Xアカウントを引用する形で同様に注意喚起した。
タイミーを巡っては、犯罪やそれにくみする行為の隠語らしき語が入った求人が複数あるとの指摘が、4日週に入ってから相次いでいた。今回の注意喚起は、一連の投稿による懸念の広がりを踏まえたものとみられる。
タイミーに限らず、スキマバイト事業者に対しては、闇バイト対策への目が厳しい。スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」も10月23日、中小事業者も求人を掲載可能になる旨を発表したが、会見の場では参加者から対策について問う声が飛んだ。社会問題化する闇バイトは、若者や高齢者だけでなく、スキマバイト産業にとって頭痛の種にもなりそうだ。