ITmedia NEWS Weekly AccessTop10(11月2~8日)
1 キヤノン「EOS R1」詳細レビュー プロ向けフラグシップ機は“さすがの性能”だった
2 iPhoneに“消しゴムマジック”っぽい機能「クリーンアップ」登場 使い方は
3 小さくて廉価で動画もしっかり 富士フイルム「X-M5」は3つの顔を持つカメラだった
4 ロシアの裁判所、Googleに対し20000000000000000000000000000000000ドルを賠償請求か
5 11月15日は祝日──じゃない Googleカレンダーのまやかしに要注意
6 「マンガ図書館Z」サイト停止の背景を創設者の赤松健さんが説明 SNSでは決済代行会社による「焚書」と強い反発
7 今年のハロウィンGoogle Doodleは黒猫モモ大活躍の幽霊退治ゲーム
8 古代文献に登場する「井戸に投げ込まれた伝説の男」 その正体は“生物兵器”か? 800年後の今、DNA解析
9 シン・ゴジラは“立体商標”と判決 特許庁の拒絶を取り消し 「ゴジラの圧倒的な認知度の前ではさまつな問題」
10 HHKBキラー? 東プレ「REALFORCE RC1」を試す 小型ながら“絶妙に分かってる”キー配列とは
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は11月2~8日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセス上位には、デジタルカメラのレビュー記事が入った。カメラといえば筆者はここ数日、「BeReal」というカメラアプリにハマっている。
BeRealは、10~20代の若者に流行しているといわれているSNSだ。といっても、そういう記事を見たのは2023年末ごろだし、新人記者時代に聞いた「大手メディアが取り上げるころには若者のブームは終わっている」という説に従うと、若者の間ではもう流行っていないのかもしれない。
ま、流行しているかどうかは置いておいて、40代後半の筆者が、若者向けとされていたSNSに急にハマったのです。
●「自分も」撮られるBeRealの面白さ
BeRealは、写真をシェアするSNSだ。撮った写真を共有でき、24時間で消えるという点は、Instagramのストーリーズと変わらないのだが、
・アウトカメラで撮影しながら、インカメラで自分の顔が自動撮影される
・写真は編集できず、そのままシェアする
・自分が投稿しないと友人の投稿が見られない
・撮る時間が一方的に指定される(毎日1回、ランダムな時間に通知が来て2分以内に撮影する)
などが異なる点だ。
特に面白いのは、インカメラで「自分も」撮られること。
スマホを持っている人は誰しも、アウトカメラで目の前の風景を撮っていると思うが、「その風景を見ている自分」を同時に記録する機会はない。筆者は子どもや料理の写真をよく撮るが、残るのは被写体だけだ。
BeRealなら、子どもや料理をニヤニヤしながら見ている自分も一緒に残る。楽しい風景を楽しんでいる自分を見るのは新鮮だし、その幸せな様子が目の前の風景と一緒に残るので、思い出の記録として完璧だと感じた。
編集不能なのも気楽だ。筆者は写真をSNSでシェアするとき、何枚も撮ったものから1枚を選び、色見や明るさなどを編集することもあるが、そういった面倒な手間を省いて、撮って出しのままシェアできるのはラクだ。
通知が来たらすぐ撮る仕組みも「これを見せたいから撮ってシェアしよう」「いや、ちょっと自慢っぽく見えるかな」などとためらうことなく「通知が来たからただ撮った」何でもない日常を残せて貴重だ。
撮影のタイミングを指定できないので、例えば、食べる前の美しい状態の食事ではなく、食べ終わったタイミング来た通知に合わせて空になったお皿と、親が食べ終わるのを待っている子どもを撮ることがある。構えたり考えたりしないで撮れるので、リアルな日常が残るのだ。
SNSへの投稿は、どうしても映えへの自意識がつきものだ。BeRealはそれをそぎ落とし、何でもない本当の日常を記録させてくれる。BeRealで日常を撮り続けたら、後から見返しても「あのころは、ああだったな」と振り返れるだろう。SNSにシェアできなくてもいいので、同じような機能が標準のカメラアプリについてほしいな、と思っている。