オンラインテキスト翻訳で知られる独DeepLは11月13日(現地時間)、リアルタイム音声翻訳機能「DeepL Voice」を発表した。スタート段階では日本語を含む13カ国語に対応し、他の言語も近日中に追加される予定だ。
Web会議や対面での会話をリアルタイムで翻訳する。「DeepL Voice for Meetings」と「DeepL Voice for Conversations」の2つのソリューションがあり、両方とも企業向けの製品だ。
【訂正:2024年11月18日午前10時 タイトルを「13カ国」から「13カ国語」と訂正しました。また、本文について当初はDeepL Voice for Meetingsのみ企業向けとしていましたが、2製品とも企業向けと訂正しました。】
DeepL Voice for Meetingsは、社内外のWeb会議で利用できる。参加者はそれぞれ自分の好きな言語で話し、リアルタイムで翻訳された字幕を受け取ることができる。同様のサービスは米GoogleもMeetで開始した。
DeepL Voice for Conversationsは、モバイル端末上で動作し、1対1の対面での会話を支援する。Google翻訳アプリで提供しているリアルタイム翻訳と似た機能だ。
会話したい相手との間にアプリを起動した状態のモバイル端末を置き、翻訳したい言語を選択し、マイクに向かって話すと会話がそれぞれの言語にリアルタイムで翻訳されて表示される。
いずれのサービスも字幕のみで音声での出力はまだない。
DeepL Voice for Meetingsは、現在セールスチームを通じて入手可能なスタンドアロンプランとして提供している。最低50ライセンスが必要でプランと価格の詳細についてはDeepLに問い合わせる必要がある。DeepL Voice for Conversationsについては本稿執筆現在、料金や利用方法についての発表はまだない。