イオンフィナンシャルサービスは11月20日、同社の手掛けるクレジットカード「イオンカード」の詐欺被害相談ダイヤルを開設した。不正利用被害の広がりを受け、電話での受付体制を強化。専用のフリーダイヤルを設置し、ユーザーに電話料金の負担を掛けないようにする。
同社は、もし利用した覚えのない明細に気づいた場合、今回開設した専用ダイヤルかイオンカードのコールセンターに連絡するよう呼び掛けている。「お客さまに負担を掛けない業務改善や体制強化を随時推進していく。今後も具体的な改善情報を継続的に発信していく」(イオンフィナンシャルサービス)
イオンカードを巡っては、X上で「カードの不正利用が6月に発覚し、停止を依頼しても止まらず、8月までに30万円近く払った」などの声が相次ぎ、その対応が物議を醸していた。これを受け、イオンフィナンシャルサービスは10月8日、対応への遅れを謝罪。「被害実態や複雑かつ巧妙化する犯罪手口の解明と被害金額の特定および返金処理などに時間を要している」と公表していた。